日別アーカイブ: 2011年12月7日

今定例県議会の議論について

12月定例会が始まり、一般質問も残すところあと一日となりました。
今期に限らないのですが、どうも県議会の一般質問は面白くないのです。面白くないと言うと語弊がありますが、『身も蓋もない』やり取りが多いような気がするのです。
ただ面白ければいいという話ではありませんが、質問をした答えが大体同じように聞こえてしまうのです。
たとえば、『〇〇市と連携を密にして対処して参ります』
たとえば、『国の動向を注視しつつ、適切に対処してまいります』
こちらが知りたいのは、具体的にはどのように対処するのかであり、適切な対処とはなんなのかなのです。
一方、質問する議員の側としても、そういう決まりきった答弁にさせないような質問技法を磨かなければならないのだと思います。
さて、今議会の一般質問登壇者は25人です。
そのうち『道路問題』を取り上げる人は16名ほどで、6割から7割の人が質問します。やはり道路や橋梁というインフラ整備は地元要望の強い部分です。
先の衆議院選挙で『コンクリートから人へ』というわかりやすキャッチフレーズで政権党となった民主党の議員も道路整備を訴えます。
道路整備も大事なことだと思いますが、「県道何々線を整備せよ」とか「国道何号線の渋滞をどう解消するか」という質問は、議論を深めるにはひとひねりもふたひねりも必要なのでしょう。
質問内容や質問技法等々、多くの人の声を聴きながらますます勉強していかねばならないと決意した次第です。

ひったくり件数はどうなったか?

昨年のひったくり件数ワースト1位だった千葉県が本年は汚名返上となりそうです。
すでにテレビでも取り上げられていますが大幅に件数を減らし、ワースト5位くらいかのようです。もちろんそれでも多いのですが、この減少傾向を今後も維持し続けていきたいものです。
さて、平成18年12月議会の一般質問で「ひったくり問題は実は松戸市の問題」だと取り上げてから5年がたちました。ひったくり件数はどう推移したのでしょうか。
平成18年は、千葉市962件、松戸市456件、船橋市415件、市川市343件で、この4市で千葉県全体3139件の69.3%を占めていました。
一番新しい確定数字は平成22年のものですが、それによれば、千葉市427件、松戸市222件、船橋市301件、市川市258件で千葉県全体2188件の55.2%です。
千葉県全体として69.7%に減少しており、各市は以下、千葉市44.4%、松戸市48.7%、船橋市72.5%、市川市75.2%とうれしいことに松戸市は平均を相当上回って半減以上の成果です。
町会、自治会の皆様の昼夜を分かたぬご努力と市、県そして県警の一体的な取り組みがここまでの成果をもたらしたのだと思います。関係者の方々には本当に頭が下がります。
平成23年は10月末日の数字まで出てをり松戸市は116件です。何とか前年の222件を下回ってほしいと思います。
しかし、冷静に見てみれば116件とはいえ、5日に2件ものひったくり被害者が出ていることになります。この段階で喜ぶのはまだまだ早いのです。
今後も気を緩めずにひったくりゼロを目指して頑張りたいと思います。