地方行政」カテゴリーアーカイブ

地方が輝いていた時代

石川県出身のYさんから『金沢の気骨』(北國新聞社)を貸していただきました。
著者の山出保氏は元金沢市長。金沢の文化に対する誇り、地方自治に対する自負などがビンビン届く本でした。
この本を読んで、わが国の歴史の中で地方が輝いていた時代はいつだったろうと思いました。
戦国大名が守護大名にとって代わった時代、すなわち信長や信玄などにとっては、自分たちのことは自分たちで決めるのが当たり前だったはずです。
また、少なくとも平成の当初は「地方主権」へという流れがありました。
ところが、現実は大変厳しいもので、地方選挙の実施のたびに投票率は落ちていく一方です。
私たちが地方政治への関心を失っている時代に、地方が輝くはずもありません。
医療や介護、子育てや教育という、私たちの生活に密着した現場は「地方」であり、その課題解決の第一歩は地方から声を上げることです。
地方政治を共に考えることの重要性をさらにさらに訴えていかねばと猛省した一書でした。

広域連合の評価とは?

このところ広域連合が最も機能している関西がパッとしません。いよいよ奈良県が参加するなど大きな動きがありましたが、全国へのアピールは今一つです。
しかし、だからといって広域連合が失敗だったというのは早計です。
広域連合が力を発揮するのはまさに災害対策の分野であって、「平時」ではどうしても存在感が薄くなるのだと私は思っています。
今日の公明新聞のコラム『異常気象と防災』(関東学院大学教授 宮村忠氏)は2004年の足羽川の氾濫がテーマでした。
この福井市の水害で、私の記憶に強く残っているのは洪水後の大量のごみ処理です。
メイン通りに城壁のように積み上げられた水害ごみ(ごみと言っては本当に失礼ですが)を関西全域の廃棄物処理業者がボランティアで、(確か?)3日間ですべて処理してしまったのです。私は見事だと思いました。
いざというときに力を発揮する、広域連合はそれで良いのではないかと私は思っています。