月別アーカイブ: 8月 2014

海底地震津波計の紹介

海底地震水圧計今朝の日経新聞サイエンス面は、これまで何度かアナウンスしてきた海底地震津波計の話題でした。
私は、この敷設促進を千葉県議会でも訴えてきたのです。
記事によれば、津波を1ミリメートルの高さで測定するというのですからまさに驚きです。そして何よりも、これまでより10分以上早く津波の検知ができます。海底ケーブルは、日本海溝を取り囲むように敷設されますので、最初の検知と次の検知での時間差など津波高の数式も改良されるのではと期待しています。

悲しすぎる35%

8月27日の千葉日報『全頭処分農家の35%廃業』という見出しが目に飛び込んできました。
2010年に宮崎県に発生した家畜伝染病『口蹄疫』によって、約30万頭の牛や豚が処分された総括記事でした。
記事には『全頭処分を余儀なくされた畜産農家1238戸のうち約35%が廃業に追い込まれた』とあります。
それほど多くの畜産農家が、前途に希望を失い廃業に追い込まれたことを思うと本当に切なくやるせない気持ちになります。
宮崎県の口蹄疫資料館で記録を調べたことがありますが、涙なしでは読めない話が幾つも幾つもありました。
そして、やはり福島の人たちへ思いが向かいます。
福島第一原発の放射能問題で家畜が放置されました。その時の福島の農家の方々の気持ちはどうだったでしょう。
命の大切さ、自然への謙虚さを私たちはもう一度かみしめなければならないと思います。

正義のコスト

8月20日の千葉日報に『介護高齢者囲い込み ケアマネ「紹介85%」も』という記事がありました。
その内容は『地域包括支援センターで、自治体から運営を委託されている社会福祉法人などが利益確保のため、自らが運営する介護保険サービスに利用者を事実上誘導して囲い込む』『センター運営法人に所属するケアマネジャーを利用した人の85%がセンターからの紹介』というものです。
私がまず知りたいのは、囲い込みをしなければやっていけないほど安い委託料なのかという委託料の適正水準の問題です。
次に、報酬を低く押さえたままでケアマネに公正中立を求めることに無理があるのではないかということです。報酬が安いから独立できず法人に雇われる。そうなればその法人の利益になるように動くのは至極当然です。
社会がセンターやケアマネを必要としている以上、私たちは正義の実現にはコストがかかることをいよいよ理解しなければならないのだと思います。

ある産科医の訴え

犯罪被害者をどうサポートするかという深刻な問題があります。
もちろん金銭で解決できる問題ではありませんが、ともかくも被害者を経済的に救済する制度を実現したのが公明党でした。
このほど、その犯罪被害のなかの性暴力被害についてサポートをしようと、県内のある医療機関の産科医の方々が立ち上がりました。
産科はなかなか担い手のいない分野です。今、携わっている医療だけでも大変な中で『性暴力被害者支援センター』を立ち上げたいというのです。
これは本来、行政の行うべきことだと思います。他県からは「センターを立ち上げたいが、引き受けてくれる医療者がいない」という声が聞かれます。ところが、千葉県ではその正反対に医療者がセンターを立ち上げたいと訴えているのです。私も全力で応援したいと思います。
産科医の方々のお話を伺いながら、「これこそ千葉県の人材力であり、千葉県の未来には希望がある」と本当に誇らしく思えました。

手紙魔なのかも知れません

キーボードは、1980年代のあの巨大なワープロ時代から打ち続けています。
また、その上に手書きで手紙や葉書もかなり書きます。私のようにほとんど毎日のようにポストに郵便物を投函している者は、おそらく松戸市でもそうそういないと思います。
私の右手の小指にはペンだこがあります。
それだけの分量を書きながら、なぜ字が上手くならないのか、本当に不思議です。
「精緻」の美と「省略」の美があるとしたら、私は後者の方だと諦めるしかありません。