喫茶店でコーヒーを飲み、レジでお勘定を払おうとする。
壁に表示されていたコーヒーの金額347円を払うと、レジの女性は「346円です」と1円返してよこした。
私が「347円ですよね」と言うと「いえ、346円なんです」という。
なんでも、正味のコーヒーの金額が330円で、それに消費税5%がかかるので本当は346円50銭なのだという。
この場合、店の金額表示については高いほうを表示せよという決まりがあるので347円。
しかし、消費税は端数切り捨てとなるので50銭は切り捨てられて、受け取るのは346円なのだという。
プロ好みの面倒な話ではあるが、まあ1円得した気分にはなった。
妻から毛髪が薄くなったことを指摘され、自覚症状のなかった私は滅多に見ない自分の代表質問のときの映像を千葉県議会のインターネットで見てみた。
カメラはわたしの位置より高いところからわたしを映し出しているので頭部が良く見えるのである。
そして、「これはひどい」と思った。
行きつけの理容室のマスターに面白おかしく髪が薄くなったという話をするのだが、実にうまく話をそらす。
わたしがわざと話題を戻しても絶対に毛髪の話には乗ってこない。
見事なくらい別の話題を持ち出してくる。
これがプロの嗜みなのであろう。
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