『思い出』といっても、実は行ったことはありません。
30年前の1980年ごろの話です。
M新聞の記者が来て「今度のお正月の特集紙面で深圳を取り上げようと思う」とのことでした。
当時、私は職場で外交防衛を勉強していたので、記者がそういう話題を出したのでした。
私はなるほどうまいところに目を付けたな、さすがだなと思ったのでした。
そのころの中国の経済特区に対する力の入れ方は、『それほど』のものでした。
あれから30年たって、今日の毎日新聞1面記事です。
『深圳 世界の頭脳1万人勧誘』
「世界の優れた人材を引き寄せるプロジェクト『孔雀計画』を始めた。今年から5年間に、年最高5億元(約60億円)を投じ、1万人を募る。」というのです」
実際すでに、慶応大学電気自動車研究室の高野正さんに「8人の専属スタッフと専用実験室、新品のモーター作動実験室を準備し」「3年間で1億3000万元(約16億円)が得られる見通し。」だとのことです。
現在、千葉県内から、有力メーカーの撤退が相次いでます。その状況下でまた強力なライバルが現れたわけです。
望むと望まざるとにかかわらず経済のグローバル化はどんどん進んでいきます。これは同時に、市場規模の拡大をも意味します。
これをチャンスととらえて行けるかどうかが問われているのだと思います。
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