平成20年度当初予算案に、千葉県として2機目のドクターヘリの導入が計上された。
予算案が通れば、10月からドクターヘリが飛ぶことになる。
すでに印西市の日本医大ではドクターヘリが大車輪の活躍をしている。そして全国を見渡すと1機も導入できていない県が多数であるにもかかわらず2機目の導入である。
はたして必要なのか?という声も当然あることだろう。
しかし、私は必要であると結論する。
それは10年後20年後の千葉県を考えた上での結論である。
これから団塊の世代がリタイヤの時期を迎える。
欧米ではリタイヤ後は暖かな地へ移り住む。
他の先進諸国がそうであると言うことは、やはり日本も同じ道をたどると思うのだ。
そのときに移住の地として房総を選んで欲しいのである。
一方、高齢社会において一番問題となるのは医療である。
そして10年後20年後のわが国はおそらく医師不足社会になっていることだろう。
千葉県も例外ではない。残念ながら県南部、県東部、もしかすると県西部でさえ医師が決定的に不足しているかもしれない。
そのときに千葉県が2機のドクターヘリを保有しており、県内のどこへでも15分以内に到着できるということは、病院のたらい回しという最悪の事態が避けられることを意味する。
この『安心と温暖』、これが千葉県の最大の売りとなる。
ぜひシニアの皆さんに千葉県に移住していただき、お子さんやお孫さんが気軽に遊びに来てもらえる環境を一緒につくりあげたいと思うのである。
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