Monthly Archives: 5月 2015

千葉県に火山はないのですが

口永良部島の噴火が大きなニュースになっています。
避難場所が限られる離島は本当に要注意です。もっとも火山のある山岳地帯は、箱根ですら避難しにくい地形ではあります。
さて、M9という巨大地震後は例外なく火山が噴火し、しかも、ほとんどのケースで複数の火山で噴火が起こっています。
日本には火山帯が二つあって、昨年9月に大きな噴火被害を出した御嶽山は東日本火山帯、口永良部島は西日本火山帯です。つまり、二つの系統の火山フロントで活動が活発化していることになります。
現代は観測装置も発達しているので安全という見方がありますが、いくら精度の高い観測値があったとしても、噴火の切迫性を比較する過去のデータがありません。また、噴火の態様が毎回同じというものでもありません。つまり、気象庁の発表する噴火警戒レベルも決して鵜呑みにできないのです。
千葉に火山はありませんが、火山国に住む以上は常に関心を持って減災に知恵を絞らねばと思います。

必要は発明の母?

『必要は発明の母』という英語の諺があります。しかし、もちろん必要だと思われなかったところにも発明の種があり、むしろそうした事例の方が圧倒的に多いのだと思います。
全国の自治体も他の金融セクター同様に自らの資金を運用しています。
ところが、他の金融セクターとは異なり、運用のパフォーマンスをほとんど公表していません。したがって、パフォーマンスの比較も正確性をある程度犠牲にしてもなかなか手間暇がかかります。
全国の自治体も他の金融セクター同様に資金調達しています。しかし、その調達の効率性は全くわかりません。
なぜ運用や調達の効率性を検証する数値が公表されないのか。
答えは単純です。誰も『必要』と思っていなかったからです。
発展する企業がニーズの掘り起こしに成功してきたように、公的情報についてもニーズの掘り起こしが重要だと思った次第です。

安全安心の教訓は福島原発の検証から

今朝の千葉日報は、『(福島第1原発の)2号機放水路で高濃度検出』と報じています。
水素爆発を免れた2号機が、爆発した他の原発よりも、けた違いに大量の放射性物質を放出してしまったことはご存じの通りです。
電源喪失の暗闇の中で、人類が経験したことのない巨大事故に直面した人たちがどう対処したかということは純分に検証されるべきと思います。
また、専門知識の乏しい政治家が、専門家からの助言なしに巨大事故に対処した時にどういうことが起こってしまったかも検証が必要です。
NHKスペシャル『メルトダウン』取材班は『(官邸主導の)統合本部ができた3月15日午後以降の(放射性物質)放出量が事故発生から3月末までの75%を占める』と指摘しています。
原発事故を2度と起こさないための検証が、実は他の巨大事故のみならず、災害対策にも、さらにはわが国の安全保障にも密接に関わっていることをあらためて思うのです。

台風への備え

幸いなことに、台風7号は大きな被害もなく遠ざかっています。
5月半ばで、すでに5号ですから今年は水害が懸念されます。
近年の都市水害というと、2000年の東海豪雨が思い出されます。近代都市で20カ所もの 破堤には驚かされました。
特に、これまでずっと国管理の庄内川が破堤せず、県管理の新川が破堤したことが気になっていました。
私は予算投入の差かと思っていましたが、名大の田代喬先生から興味深い話を伺いました。
庄内川は洗堰によって遊水池に水が振り分けられますが、その水の行き先は新川だと言うのです。つまり、庄内川を守るために新川が犠牲になったと言うのです。私が思っていたような単純な話ではなかったのです。
これから列島は梅雨入りします。万全を期すことは当然としても、災害のないことを祈るばかりです。

臨時議会招集通知届く

招集通知
臨時議会の招集通知が届きました。平成27年5月8日付の『千葉県報』号外です。
『平成二十七年五月臨時県議会を平成二十七年五月十五日午前十時県議会議事堂に招集する。この議会に付議する事件は、次のとおりである。平成二十七年五月八日 千葉県知事 鈴木栄治』とあり、付議する事件が6項目書かれています。
A4版1枚の短文の県報ですが、いろいろなことが分かります。
「事件」という議会特有の言い回しも、知事の本名も分かります。
また、通知を送ってきたのは議会事務局ではなく、総務部財政課です。つまり議会を招集するのはあくまで知事なのだと分かります。
また、それだけではなく、実は地方自治の根幹にかかわる問題もこの県報の文章の中にあるのです。
それは、今回の『事件』のなかに、『専決処分の承認を求めることについて』という項目があり、この知事が行った専決処分がまさに地方自治をないがしろにするものなのです。
詳細について触れるスペースはありませんが、たった1枚の招集通知から実にいろいろなことが読み取れます。