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まだあった!消防職員の休日勤務手当て過払い

今朝の朝刊各紙を見て驚いた。
消防職員の休日勤務手当ての過払いが袖ヶ浦市で判明し、松戸市などまだ検証中だというのである。
私が驚いたというのは、この問題のそもそもの発覚が9月上旬だったことである。
県内では柏市、習志野市で判明し、それが新聞報道された。
もちろんこれは両市に限らず、花巻市だの善通寺市だの全国各地で同じミスをしていて過払い分の時効にかかっていない金額の返納ということになった。
したがって、私としてはこの問題はすでに終わったものと思っていたのだ。それが今になって、まだまだあります。松戸市もそうかも知れません、ということに驚いたのである。
こうしたミスは徹底的に検証しなければ、血の通った教訓には昇華できない。
まず最初に検討しなければならないのは、人のミスか?コンピュータソフトのミスか?
全国各地で発生しているので、人のミスということは考えにくい。
おそらくコンピュータソフトのミスなのだろう。
おそらくミスをした自治体は同じ会社のソフトを使用していたのではないか?が疑われる。
もしそうだとしたら、なぜそのソフト製作者はミスしたのか?まで検証しなければならない。
ソフト製作時にミスをしやすい環境があったのではないか?
ソフト製作者は何人だったのか?仕事どのように分担していたのか?
ミスをチェックできなかった理由は何か?
休日勤務手当てと同じ思想で支払われる手当はほかにないか?
日本人の一番苦手な部分はこうしたミスに対する検証であり、これを冷静にシビアに行なえないと同様のミスを必ず起こすのである。
人はミスをする。だからこそシステムで限りなくミスを回避する努力が必要なのである。