今日の毎日新聞に、千葉市美浜区の磯部63自治会の液状化対策が報じられていました。
地下水を抜いて液状化しにくくする「地下水位低下工法」が有効かつ経済的だという中間報告がなされたとのことです。問題は、やはり地盤沈下です。
地下水をどんどん汲み上げた結果、東京湾岸のいたるところでひどい地盤沈下が起こりました。そこで、地下水の利用を制限したのですが、今度は地下水位が上がり液状化の危険性が増すばかりです。
どの工法が、どの程度のどういう地震に有効なのか、まさに研究はスタートしたばかりです。
間違いなくいえることは、「地下水位が上がれば液状化の危険性が増す」「盛り土は地震に弱い」ということです。
これらは自明なのですが、だからと言ってそういうことを考えて家を買ってはいません。また、自分は備えをしているのかというと実はそうでもありません。
私自身、二階に倒れそうな巨大な鉄製本棚が二つもあります。3・11の際に見事に倒れた一階の本棚には器具を取り付けましたが、その隣の茶ダンスは手つかずです。
記事を読んでも、磯部に住んでいないと他人事に見えますが、実は他人事ではなく自分のことと受け止めないと減災などできるはずがありません。
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