月別アーカイブ: 12月 2017

制度改善の試行錯誤続く

今朝の読売新聞は、12月6日に私たちが議会で取り上げた国保の課題について取り上げていました。
国は、全国の都道府県に国保改善の取り組みを競わせることにしました。
競うのが、改善の「取組み」なのか、改善の「結果」なのか、何とも微妙です。また、そもそも競わされる方は心穏やかではありません。
それらすべてを置いておいたとしても、競争の条件は公平なのかという疑問が残ります。
都道府県は人口も面積も医療施設の配置状況も医療スタッフの人数も何もかも違います。おのずと県ごとに有利不利が生ずるでしょう。
しかし、本当の問題はこうした現状分析ではなく、対案が出せないことなのです。
こうすれば医療費の削減でき、かつ現行制度を維持できるという妙案が見つかりません。
国民一人一人が考えなければならない課題だとすると、財政面の都道府県への移行が正しかったのかどうか。競争の結果、何が待っているのか。
改革の道は半ばにも達していません。

12月の千葉県議員の公明新聞登場は?

12月の千葉県下議員の公明新聞掲載は、柏・市原・いすみ・袖ヶ浦・千葉・八街・船橋・白井・香取・木更津・東金の14市でした。
埼玉、大阪に次ぎ3番目の登場数となりました。
1年間を通して見ると、一度も登場しなかったのが3市4町。議員不在の市町もありますので、なかなか大変ですが、一度はすべての市町村登場としたいところです。
今年は、3市4町が掲載なしでしたが、2018年は新たな挑戦を開始したいと思います。

千葉県の地盤沈下と天然ガス

「平成28年 千葉県における地盤沈下の概況について」の報告がありました。大地というのは、じっとしていないことがよく分かります。
大きな流れを見ると、2011年3・11を境に全県的に一段沈下をしています。その後、千葉・市原、君津、東葛地域が横ばいなのに対して、北総、九十九里地域で沈下が続いています。(平成28年で、2センチ以上・4センチ未満の沈下が見られたのが、北総で10.2平方km、九十九里で3平方km)
これらの原因には、人的要因ばかりではなく複雑な要素が絡み合っています。その一つが水溶性天然ガスです。
県議になりたての平成16年7月に、九十九里いわし博物館の爆発事故により臨時職員のお二人がお亡くなりになりました。現場付近の水田のあちらこちらで天然ガスがこぽこぽ湧きだしていました。その後、平成22年にも大多喜町の交番でも爆発事故がありました。
私は地盤沈下のデータに注意を払っていますが、同じ地域でも逆に隆起するところもあり、自然は一筋縄ではいきません。
安全安心の確保には終わりがないことをつくづくと思い知らされています。

松戸総支部党員大会開催

昨晩は、公明党松戸総支部の党員大会が「森のホール21」で開催されました。
師走のお忙しい中、おいでいただいたご来賓の皆様、お寒い中お集まりいただいた党員の皆様、そして無事故の運営をして下さった役員の皆様に心から御礼申し上げます。
盛りだくさんの次第の中で、特に「今後の街づくり」について、意欲的にコンテンツをまとめあげたことが大変好評でした。
自分たちの街が今後どうなっていくのかは大きな関心があります。それをテンポよくまとめ上げてくださってありがとうございました。
1年を振り返ってのスライドも良い出来栄えで、今後の大会の流れを作ったかと思います。
どうぞ皆様、来年も何卒よろしくお願いいたします。

羽生永世7冠の快挙!

今朝の新聞は、竜王戦を制した羽生さんがとうとう永世7冠を成し遂げた快挙を伝えています。
今から18年前、カーラジオでたまたま羽生さんのインタビューを聞いていた私は、本当に魂消たのです。
19歳の羽生さんが「今の定跡は10年後の定跡ではありえない」と断言したからです。
とんでもない棋士が現れたと思いました。
当時のプロの世界は、居飛車穴熊によって、振り飛車党が打ちのめされていました。ところが、その後「藤井システム」によって振り飛車が見事に復活するのです。
その状況を目の当たりにした私は、あのときの羽生インタビュー「今の定跡は・・・」を改めて思い出したのです。
そして昨日、永世7冠を成し遂げた羽生さんはこう言いました。
「将棋の本質が未だに全く分からない」
彼の言葉だからこそ大変な重みがあります。
政治とはほとんど関係ありませんが、藤井4段の連勝記録と言い、夢の広がる話題だと思った次第です。