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津波から県民の命を守れ

今朝の日経新聞は『地震 海底の動きで解明』と、海上のブイを使って海底の動きを調べる実証実験の成功を報じています。先行する和歌山県沖での方式です。
これまでは船による測定でしたので、年に1、2度しかデータ収集ができませんでしたが、ブイであれば常時監視ができます。
一方、千葉県沖は海底ケーブルによる監視で方式が異なります。
4年前の2014年8月に、敷設した防災科学技術研究所(つくば市)を訪ね、従来よりも10分早く津波情報を出せることなどを確認しました。
そして、このたび平成30年度予算案に『千葉県津波浸水予測システム整備事業』が盛り込まれました。
海底ケーブルの地震・津波計の観測データを専用回線で受信し、県が詳細な津波情報を市町村へ配信する事業です。
平成32年度には九十九里・外房沿岸地域に配信が開始される予定です。
県民の安全安心が、また大きく前進します。

続く火山活動

今日の公明新聞コラムは鎌田浩毅先生の火山の話でした。
『巨大地震によって日本列島は東西方向へ5mも引き伸ばされた。(略)それを解消しようとして今後数十年にわたり噴火と直下地震が頻発する』とのことです。
確かに、今年に入ってからも草津白根、蔵王、霧島が噴火。昨日は新燃岳が135日ぶりに噴火しました。
千葉県に火山はありませんが、赤城や袈裟丸、男体山などは100キロほどのところにあります。また、仮にプレートとひずみ解消に関係があるとすると、プレートの速度は年間2センチほどですので5m移動するのに250年かかる計算になります。実際にはそこまでかかることはないでしょうが。
いずれにしても、そうしたことをいたずらに恐れていても仕方がありません。しかし、備えと協議はしっかりとしておきたいものです。

わが町の標高

国土地理院が試験公開している『標高が分かるWeb地図』は非常に役に立ちます。
たとえば、私の都内の友人は消防署の隣に住んでいますが、彼の住所がマイナス1.9m。消防署はマイナス2.2mと表示されました。普通はまず分かりませんが、なるほどゼロメートル地帯なのだと気づかされます。
わが家は10.6mでした。北小金駅が18m、小金上総町や幸谷の台地部は24mほどですので、まさに窪地に住んでいます。
松戸市で最も高い常盤平では、たとえば常盤平駅は26.6m。これは小金原の殿内交差点も同じ標高です。逆に最も低いところは、と探してみると流山街道の主水大橋が1mとの表示でした。
水害は、標高だけではなく地形にも大きく影響されますので、標高が低く、かつ台地に囲まれた地域は要注意です。
防災の観点から、わが家のみならず周辺の標高を知っておくことは極めて大事なことは言うまでもありません。

千葉県の地盤沈下と天然ガス

「平成28年 千葉県における地盤沈下の概況について」の報告がありました。大地というのは、じっとしていないことがよく分かります。
大きな流れを見ると、2011年3・11を境に全県的に一段沈下をしています。その後、千葉・市原、君津、東葛地域が横ばいなのに対して、北総、九十九里地域で沈下が続いています。(平成28年で、2センチ以上・4センチ未満の沈下が見られたのが、北総で10.2平方km、九十九里で3平方km)
これらの原因には、人的要因ばかりではなく複雑な要素が絡み合っています。その一つが水溶性天然ガスです。
県議になりたての平成16年7月に、九十九里いわし博物館の爆発事故により臨時職員のお二人がお亡くなりになりました。現場付近の水田のあちらこちらで天然ガスがこぽこぽ湧きだしていました。その後、平成22年にも大多喜町の交番でも爆発事故がありました。
私は地盤沈下のデータに注意を払っていますが、同じ地域でも逆に隆起するところもあり、自然は一筋縄ではいきません。
安全安心の確保には終わりがないことをつくづくと思い知らされています。

夜間の雨の怖さ

これまで、「夜間の雨」についての知識が意外と知られていないことに何となく気づいていました。
昨日、防災専門家の講義を伺った際にもやはりこの点が気になったのでした。
森朗著「異常気象はなぜ増えたのか」には分かりやすく説明されています。
『集中豪雨は夜間に激しくなる傾向があります。夜になると、気温が下がって水蒸気が凝結しやすくなり、また雲の上端が冷えて地上との温度差が拡大するため、対流が激しくなって雨雲が発達しやすくなります。』
つまり、「昼間これだけ降ったのだから夜になれば小やみになるだろう」ということにはならないのです。
『平成20年8月末豪雨』の岡崎市で時間当たり152.5mmとの途方もない雨量を記録しましたが、これも深夜でした。
夜間の豪雨を考えれば、「避難は昼間のうちに」との徹底が住民を守るのにどれほど大事かが分かるのです。