明日9月26日は伊勢湾台風が潮岬に上陸した日です。1959年のことでした。
伊勢湾台風は本当に多くの犠牲者を出してしまいました。最も多くの犠牲者を出したのが、名古屋市南区で1417人。そして、長島町381人、港区375人、木曽岬村328人、弥冨町322人と続きます。その一方で、犠牲者を出していない自治体もありました。
この差がどこにあるのかは一概には言えません。
そもそも人口がまったく違いますし、自治体の位置や地形、風雨の激しさの変化もあります。
ただ、岐阜大学の吉野純准教授は避難命令の発令時刻にも注目していました。
たとえば、発令時刻が判明してる14自治体のうち、半数以上の9団体は18時50分以降の発令です。
ところが、美浜町13時、楠町・内海町15時、半田市16時、碧南市16時30分です。
それぞれ犠牲となった方は、4人、0人、1人、290人、12人です。
発令が早ければ犠牲者が少なくなるのは容易に推察できます。
ただ、明確に言えることは、18時50分以降といった暗くなってからの発令は疑問ということです。
当時のこの教訓が、はたして現代のわれわれに活かされているのでしょうか。
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