今朝の新聞各紙は、一斉に野田内閣の平成24年度予算案の評価を報じました。
各紙の見出しは以下の通りです。
読売新聞は、『家計負担ズシリ』『債務の膨張 青天井』
朝日新聞は、『規律なき予算』『再建後回し 96兆円』
毎日新聞は、『「生活重視」後退』『審議見通し立たず』
日経新聞は、『痛み先送り歳出膨張』
千葉日報は、『実質最大の96兆円規模』『国債依存 最悪の49%に』
社説の表題も、読売『奇策で財政危機は克服できぬ』、朝日『危機感がなさすぎる』、毎日『まやかしの目標達成』、日経『日本再生の看板が泣く野田予算案』です。
もう見出しを見ただけで、ほとんど論評の必要がないほどですが、毎日新聞の言う『まやかしの目標達成』とは、来年度新たに発行する国債を「44兆円以下」とした目標に対して、年金財源などの交付債は後から消費増税でまかなうのでカウントしていないことを指しています。
しかし、それにしても近来稀にみる酷評です。
ばら撒きの政策を打ち出し政権を取り、ばら撒きを打ち出しすぎて実現できずに支持率が落ち、そこで更なるばらまきをした、デフレスパイラルさながら完全に悪循環に陥ってしまった予算案です。
民主党国会議員は400人ですから、その勢力差で予算案を強引に通してくるのでしょう。すると、私なりに見出しをつけるとすれば、
『政局透けて見える予算』。
そんな予算案に思えてなりません。
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