日建設計の鳥居信吾氏に各地の地震動応答スペクトルを見せていただきました。
グラフの意味するところは、まさに驚くことばかりでした。
例えば、3・11の激震地における地震動の強さをみると、仙台市青葉区と仙台市宮城野区ではまるで異なる波形です。
確かに、青葉区は震度6弱、宮城野区は震度6強という違いはありましたが、青葉区が100cm/secにすべて収まっているのに対して、宮城野区では部分的とは言え250cm/secを超えています。
もっとびっくりしたのは、千代田区の日建東京ビルでは震度5強、大阪市の湾岸地域では震度3を観測しましたが、震源から遠くかつ震度の小さかった大阪の方が250メートル級のビルでは地震動が強かったという結果です。
まったくもって自然界は複雑怪奇というほかありません。
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