Monthly Archives: 7月 2014

地層の剥ぎ取り

image昨日、7月29日に、国立科学博物館の研究者が市原市田淵を訪れ地層の剥ぎ取りを行いました。
N極とS極が逆転していた約78万年前の地層です。
世界でも市原とイタリアにしかない貴重な場所であり、観察適地は田淵の方が優れているということです。
来年の夏には、国立科学博物館に常設展示されるとのこと。非常に楽しみですね。

羽田空港新ルート

飛行機夕景今朝の朝日新聞に『羽田発着枠拡大 新ルート案』という記事が大きく取り上げられていました。
現在は、羽田空港の利便性は東京都や神奈川県が直接享受し、わが千葉県は『航空機による騒音』という犠牲を押し付けられています。
それが、国交省の有識者会議が現在認められていない都心上空の飛行ルートを提案したことから、にわかに状況が変わってきました。
やはりマイナス面は首都圏全体で負うべきですから、私はぜひ新ルート開設の方向での検討が進んでほしいと思います。
ただし、根本的には横田空域が解禁されなければならず、米国はなかなか認めないとしても要求は強めるべきと思います。
この場合、仮に横田から日本の航空機が飛ぶようになれば、相対的に成田の重要性は低くなります。これは千葉県経済にとって痛手です。その覚悟の上で横田を求めていくということです。
この点の千葉県内世論の動きについても見守っていかねばならないと考えています。

自然に対する謙虚さ

治水大会群馬昨日は、高崎市で行われた治水大会に出席しました。
その中で、群馬大学の清水義彦教授から『カスリーン台風による利根川上流域での被害について』伺いました。
街に生活していると、『地形』を見る眼が失われていきます。今さらながら素直に地形を見ることの大切さを痛感しました。
私が、この会合に参加するのは、万一松戸市が相当厳しいダメージを受けるとすれば、それは利根川や江戸川の氾濫だろうと思うからです。
地震は頻発することはそうそうありませんが、台風による被害は毎年のことです。
ことは人の命に関わる問題です。カスリーン台風以上の雨は降らないとか、ダムがなくても大丈夫などいった乱暴な議論は慎まなくてはなりません。
自然に対する謙虚さをもって災害に立ち向かう、それこそが3・11の教訓だったのだと思うのです。

K町の不思議

今朝の各紙に、市川市と君津市の県内2市が地方交付税不交付団体になったことが報じられていました。
その一方で、全国で3市町が交付団体になったことも書かれていました。
この3団体が交付団体になった理由はやはり興味があります。特に、その一つ、宮崎県K町についてはそもそもこれまでなぜ不交付だったのか知りたいと思いました。
同町の平成24年度決算を見ると、歳入が44億7637万円なのに対して、固定資産税収入は実に31億4525万円です。
宮崎は妻の出身地なので幾度も訪問していますが、K町にお邪魔したことはありませんでした。ですからこの収入が何に由来するのか非常に気になります。
調べて見ると、西都市との境界に当たる山地に九州電力の揚水発電所があり、そこの固定資産税でした。
財政規模の小さな自治体の場合、このように一つの企業の動向で大きな影響があることを改めて痛感したのでした。

土石流-南木曽の場合

7月17日の千葉日報に気になる記事がありました。
『長野・南木曽町の土石流から1週間』という総括記事です。
何が気になったかというと次の記述です。
『町は山あいで雨が多い地域で、土砂災害が頻発。地元では体をくねらせる蛇に見立てて土石流を「蛇抜け」と呼んできた。』
私が気になったのは『蛇に見立てて』という部分です。
南木曽では昔から、そのように見えたので『蛇』という形容を使っていたのでしょう。
しかし、実際の土石流はむしろ『蛇』のように体をくねらせないのです。
川は蛇行していますので、蛇に見立てたのでしょうが、水流と異なり土石流は基本的に直線状に襲ってきます。
実際、今回の南木曽の土石流も川の屈曲点で川から外れて堤防を乗り越えて一直線に走りました。
そして、まさにその屈曲点で尊い命が失われているのです。
したがって、土石流は体をくねらせない一本の棒のような『蛇』を連想していただきたいのです。