日別アーカイブ: 2010年12月25日

祭は「賀茂」。まつりごとは?(第467回)

昨年夏の衆議院選挙は忘れられない原点になった。
私たちにとっては、それほど厳しい結果だった。
一方の民主党はまさに『してやったり!』だったろう。
『ミスター年金』長妻氏が厚生労働相として初入閣の時のことが鮮やかに思い出される。
氏は、マニフェストを片手に掲げながら訓示を行った。
「これが、国民との契約書、国民からの命令書だ!」
ここまで言い切った人たちが平気でマニフェストを無視するのである。
それも一つや二つではない。ほとんどがマニフェスト違反なのである。
そんな馬鹿なことが許されてよいのかと思う。
ここまで言い切ったのなら、せめて責任をとって民主党執行部も内閣も総辞職するべきであろう。
こうした、あまりにもひどい仕打ちに会うと私は高校時代に勉強した古文の授業を思い出す。
むかし、政治は『まつりごと』と言った。
それは、政治と祭りが区別されていなかった時代が長く続いたからである。
そして、古典の常識として『祭』と言えば『賀茂』である。
それほど京都の賀茂神社の祭りは盛大だったのだろう。
そして今、国民は民主党政治の『カモ』にされている気がするのである。