12月2日に開催された松戸市立病院建替計画検討委員会の内容が伝わってきた。
植村研一病院事業管理者は「最低でも575床の病床をフル回転しなければ赤字になる」というのである。
575床をフル回転ということはやはり600床なければ赤字だということである。
これを受けて毎日新聞は『現有600床規模維持案が最有力』、朝日新聞は『建て替えは610床案』、読売新聞は『病床610床案に絞る』と報じた。
これで、本郷谷市長が公約としていた450床案は瓦解したと同時に「600床では赤字になる」という選挙時の主張は嘘だったことが明確になった。
建設費についても地下駐車場の工事費用は含めずにA案110億円、B案120億円、C案135億円である。
赤字にしないために600床のC案を採用するとすると総建設費は160億円かかる(千葉日報)という。
本郷谷氏が言っていた『64億円』という数字はどこに消えてしまったのだろうか?
また、工期についても6年から6年半が必要で、地下駐車場をつくるとさらに1年延びるという。
本郷谷氏の主張していた『2年半』の3倍である。
どれ一つとして本郷谷氏の主張とはかけ離れたものばかりだ。
さらに各紙は『工事期間中は病床数を大幅に減らさざるをえず、収入減が見込まれる』(朝日)
『その期間の騒音や安全対策などが心配』(千葉日報)など懸念材料を報じている。
本郷谷氏の主張していた「現地建て替え」案が不可能だという結論を出すために検討しているような気がしてならないのである。
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