日別アーカイブ: 2011年7月13日

三浦半島の活断層

昨日の朝刊各紙の『三浦半島断層群 地震の確率上昇』という見出しが目に飛び込んできました。
幸いなことに房総半島では現時点においては活断層が発見されていないのに対して、三浦半島では5本の活断層が見つかっています。
北から衣笠、北武、武山、南下浦、引橋断層の5本です。
このたびの中防(中央防災会議)の発表によれば、これら三浦半島の断層群がマグニチュード7.2の地震を起こせば、横須賀市も震度7が予想されるとしています。
一方、横須賀には原子力施設が二つあります。立教大学原子力研究所(原子炉は廃炉に向けて進んでいるはずです)と日本ニユクリアフユエル株式会社の核燃料加工施設です。
前者は武山断層から1.1キロメートルほどのところにあり、後者は衣笠断層から1キロ弱のところにあります。
危険施設は原子力施設に限りませんが、そもそも日本列島に住んでいる限り、どこに危険施設を配置しても心配の種は尽きないということかもしれません。
しかし、阪神淡路大震災の時もそうでしたが、最も揺れた場所は断層の位置から微妙にずれていました。つまり、断層の周辺地域は断層そのものの地点よりも揺れが強い可能性があるのです。
ともかくも中防での発表を受けて、より一層の安全確保に力を入れてほしい、万全を期していただきたいと思います。