月別アーカイブ: 7月 2011

市長、それは卑怯ですよ。

今朝の千葉日報の記事を見て「市長はあまりにも卑怯な人だな」とつくづく思いました。
それは『どうなる松戸市立病院 揺れる建て替え問題』というシリーズ記事の連載2回目です。
こう書かれています。
『市議会の市立病院建設検討特別委員会で、市は新病院整備構想を8案提示した。内訳は移転案が6案、現地案が2案。(略)その上で、「最後に市としての見解を述べさせていただきますと、構想6と構想7が望ましいと考えております」と口頭で意見表明した。』
私が卑怯だと言いたいのは、ここに書かれている最後の『口頭で意見表明した』というところです。
市長は、市議会議員の時は『移転建て替え』を目指す紙敷の土地買収に賛成をしました。ところが、市長選に出馬するときには、今度は『現地建て替え』を公約としました。
本当はあってはならないことですが、本郷谷氏は判断を間違えたということで主張を変えたのでしょう。誤らない人間はいないのですから、これはまあ「良し」とします。
そして、市長当選後に専門家や公募市民をまじえて現地建て替えの是非を再検討させました。
その答申が『現地建て替えは無理、移転建替えしかない』という結論でした。
その検討結果を尊重して出す案なのですから、本来すべて移転建て替え案でなければおかしいはずです。
ところが、現地建て替えの2案を加えたうえに、わざわざ口頭で「望ましいと考えております」と言うのです。
真剣に望ましいと考えているなら、口頭ではなく、ちゃんと文書にすればいいのです。そもそも、その2案だけにして、望ましくない6案を載せる必要はないではありませんか。
その上で、なぜ現地建て替え2案が望ましいのか、移転建替え6案がなぜ望ましくないのか、ちゃんと市民に説明すべきです。
それができないから口頭での発言なのでしょうが、それは市長として無責任だと思うのです。
しかも、「市長としての見解」ではなく、「市としての見解」と表現するに至っては、あまり使いたくない言葉ですがやはり「卑怯」と言わざるを得ないのです。

第15回 松戸市俳句大会

7月18日・海の日、恒例の松戸市俳句大会が無事終了しました。
この大会には運営役員として参加しておりますので、終わると本当にほっとします。
私の役割は、大会当日に参加者の皆さんに投句をしていただき、20人を超える先生・役員に選をしていただき、皆さんの句の採点を発表するというものです。
写真は、選をされた句の掲示の場面です。
メインは大会に応募された優秀句の表彰ですが、もちろん私の句が表彰されたことは一度もありません。
今回の大会ではかろうじて一点がとれました。
『今朝掛けしばかりの巣箱揺れてゐし』という句です。
取ってくださった村田美穂子先生に感謝です。
ちなみに私が特選に選ばせていただいたのは、長浜よしこさんの句です。
『弟の何でも狙ふ水鉄砲』でした。
この句は、私以外にも河口仁志先生、荒井和昭先生も選ばれていました。
弟さんの動きや表情までが見えてくるような気がする秀句ですね。

ホットスポット帯状仮説

東葛各地の清掃工場の焼却灰から、次々と高濃度の放射性セシウムが検出される中にあって、7月15日に公表された野田市の測定結果は久しぶりに安心させられるものでした。
野田市清掃工場での最高値がキロ当たり121ベクレル(飛灰)、関宿クリーンセンターでキロ当たり125ベクレル(固化灰)でした。
これはあくまでも私個人の印象ではありますが、関宿や野田は全体としてホットスポットの位置からずれているのではないかと思います。
それは、関宿城博物館の敷地で放射線量を測ったときから感じていました。
高台ではありましたが、草地の5センチの地点での数値でも毎時0.110マイクロシーベルトでした。
簡易測定での測定とは言え、堀場製でもウクライナ製でもその程度の数値でした。
仮に関宿が外れるとなれば、反対側の境界線はどこなのかということになります。
野田市のどのあたりからか放射線量が増えはじめ、鎌ヶ谷市のどのあたりからか放射線量が減り始めるということになりそうな気がします。
現在のところ、公明党千葉県議団には簡易測定器が3機しかありません。
いずれ5機になりますので、それをまってぜひ調べて見たいと思います。

「もんじゅ」でも右往左往

7月16日の日経新聞に『「もんじゅ中止検討」すぐ撤回』という囲み記事がありました。
またしても、発言しては「訂正」し、発言しては「謝罪」をし、発言しては「撤回」しという、この政権では毎度おなじみのパターンが報じられた記事でした。
『右往左往』という言葉が本当に似合っている政権です。
しかし、政府高官の発言というのはきわめて重いものなのです。
もし、これが対外的なものであれば、「撤回」では済まない国際公約になってしまい、著しく国益を損なうことになります。
実際、民主党政権になって、鳩山総理時代からどれほど国益を損ねてきたことかと思います。
それが未だに反省なく続いているのは「人材」がいないということなのでしょうか。
さて、それはそれとして高速増殖炉の失敗は残念ながら認めざるを得ないというのが私の考えです。
現在、どのような検討が行われているのか分かりませんが、仮に研究を継続するとなればそれなりの論拠を示してもらわねばなりません。
税金を投入する以上、単純に良いことだからOKというわけにはいきません。
高速増殖炉に資金投入をすれば、その分他のところに資金投入が出来ないわけですから、機会費用(オポチュニティー・コスト)が発生します。
『もんじゅ』のホームページには、ナトリウム漏えい事故の内容がアップされていて、どういう事故でありどう乗り越えてきたのかが解説されていて評価できます。
あとは、諸外国がすべて中止や断念している中で、わが国だけが高速増殖炉を続ける説得力ある理由説明が必要です。
そして、「もんじゅ」はそもそも1995年の阪神淡路大震災以前の知見で建設されているのですから、安全性についての説明も当然求められます。

熱中症対策に経口補水液

炎天下の作業に細心の注意を払わねばならない季節になりました。
長く外歩きをするときでも、日陰があるかまで気にしなければなりません。
熱中症かもしれない症状は5つあるそうです。
◇めまいがする
◇汗が止まらない
◇頭痛や吐き気がする
◇喉が猛烈に渇く
◇体がだるい
以上の症状が出たら要注意です。
WHO(世界保健機構)では40年ほど前から『経口補水療法』を推奨しています。
難しいことではなく、要するに経口補水液を飲もうということです。
経口補水液は、水1リットルに対して、塩3グラム(小さじ3分の1杯)に砂糖40グラム(大さじ4杯と小さじ1杯)を混ぜるだけです。
我が家では、毎日用意しています。
まあ、冷やせばおいしいくらいです。味覚に差はあるでしょうが。