月別アーカイブ: 7月 2012

海の日はボランティアの日

毎年、海の日は一日ボランティアの日と定めてモチベーションを高めています。
この日は、松戸市民劇場で松戸市俳句連盟主催の俳句大会が行われ、私も運営役員として一つの部門(当日句担当)を請け負っています。
もちろん一人でできる仕事量ではありませんので、10名弱の方々にお手伝いをしていただきます。この方々の頑張りがなければ、到底ミッションを果たせません。
今日も10時に市民劇場に集まり、トレニアや椅子を並べ、ホワイトボードを出し、壇上やロビーの設営をします。
あらかじめ用意してきた賞状や俳句を投句していただくための短冊をセットします。
今日の選者は、招待選者としてお招きした中原道夫、木津みち子両先生、地元選者として増成栗人(俳人協会千葉支部長)、佐藤麻績、河口仁志、比田誠子、大井東一路の各先生、そして幹事として松戸市俳句連盟の役員13人の計20人でした。
当日参加された方が、おひとり一句ずつ投句し、それをこの20人の選者で選句をし、たくさん点数が入った方が優勝となります。1位から15位まで表彰されます。
今回の投句者は126名でしたので、お名前が分からないように126句記載された一覧表を20人に渡して、それぞれ10句から16句選んでもらいます。
そういう一連の流れを、13時の投句締切から成績発表の15時半ころまでに終えなければなりません。この2時間半が勝負なのです。
あまりに慌ただしいミッションですので、ほとんど会場に入ることができません。お手伝いしてくださった皆様には本当に心苦しく思います。大変な作業の上に、招待選者の先生の講演もほとんど聴けないのですが、来年も伏してよろしくお願い申し上げます。
ちなみに私の応募句は『鷹化して鳩となりたる安房の空』でした。

ごみ焼却灰の一時保管計画

3・11の福島第一原発事故により、原発周辺地域のみならず、東葛地域にも放射性物質が降り注ぎました。
昨年の6月27日に、東京都の一般廃棄物処理施設焼却灰から高濃度の放射能が検出され、その後、東葛各地のごみ焼却灰からはたして8000ベクレル/kgを超える放射能が確認されました。
8月31日には、松戸、柏、流山、我孫子の4市と印西地区環境整備事業組合から県知事あてに緊急要望がなされました。
『8000ベクレル/kgを超える焼却灰の一時保管場所を確保してほしい』という内容でした。
そこで県は、焼却灰が発生する市町村の近隣地域内で、発生量の増加具合から一定面積が確保できる場所で、県が管理責任を果たせる場所という観点から手賀沼終末処理場を選定しました。県の立場からすれば、合理的な選定だったと思います。
一方、勝手に県に選定された地域の人たちにしてみれば、寝耳に水の話ですし、なぜ他の地域の焼却灰を引き受けなければならないのかという至極当然の反対が相次ぎました。この住民の方々の心情も理解できます。
ただ、私は一点だけどうしても誤解を解いておかなければならないと思っています。
それは、住民の方々が「なぜ、他の地域の焼却灰を我々が引き受けなければならないのか?」という思いの中には、自分たちだけが犠牲を強いられているという見方があるのではないかと思うのです。
しかし、それは誤解です。
松戸市には野菊の里浄水場があります。この浄水場は松戸市のみならず船橋、市川、鎌ヶ谷、白井の4市の水も賄っています。そして、浄水場においても放射性物質の含んだ汚泥が生じるのです。つまり、松戸市民も他市の皆さんの放射能の汚泥を引き受けているのです。それは、たまたま江戸川に面していて、たまたま浄水場があったということに他なりません。
また、流山市もまったく同じ事情から北千葉浄水場があり、この水は流山市民だけが飲んでいるのではなく我孫子市を含め11市の水をまかなっていて、やはり他市の分の放射能の汚泥を引き受けています。
したがって、少なくとも手賀沼終末処理場近くの人たちだけが犠牲を強いられているという誤解だけは解いていただきたいと切に願います。
(写真は汚泥保管状況の視察時のものです。実測してみると汚泥そのものは1.8マイクロシーベルト/時ですが、10メートル離れずに0.18程度になりました)

防災減災ニューディールは不要か?

昼間のカーラジオを聴いていると、キャスターやアナウンサーの会話で、「消費税増税しても結局公共投資に使われる、だから駄目だ」という論調が目立ちます。しかし、これはあまりにも一方的な見方であることを指摘したいと思います。
公明党の『防災減災ニューディール』は箱モノをつくるといった通常の公共投資ではないのです。

昨年の3・11は千葉県も被災県の一つです。そして私は、千葉県は当然として東北の被災地にも何度か現地入りしました。
そうしたたいした経験でもない「経験」から申し上げるのは、甚だ心もとないのですが、早い段階で現地入りした人とその後に現地入りした人とでは3・11についての受け止め方が決定的に違うと見ています。
本当に言いにくことですが、テレビがご遺体を全く報道していないからだと思っています。
被災者の方々はおびただしいご遺体をみていることでしょう。しかし、そんな悲惨な情景をテレビが映すはずがありません。
私が初めて現地入りした時には、もちろんご遺体があるはずもありません。しかし、その場には赤い小旗の付いた竿が立てられていました。
ここにもそこにもおびただしい数の旗が風に吹かれているのです。「ああ、ここで被災者のご遺体が見つかったのだな」と思いました。
その瞬間、その場所は生存が脅かされた恐怖の場に変わるのです。
私は、この情景を思い出すたびに防災減災ニューディールは絶対に必要だと確信します。

阪神淡路大震災の時、ある市の職員が撮った映像を見せていただいたことがあります。
その人は、自宅から市役所へ向かう時に、広報課長から「ビデオを撮りながら市役所へ来てくれ」といわれて、撮影しながら市役所へ向かうのです。
最初は、たんたんと「どこそこが燃えています。赤い炎が見えます」などと話しながらカメラを回していきます。
ところが、ある場所に差し掛かると、我を忘れて叫び始めたのです。「なに!どないなっとんや、これ!もうメチャクチャや!」
完全に、自分が撮っているビデオのことを忘れて感情がそのまま声となってほとばしり出てくるのです。これが、「現地」の現実だと思います。
天災は忘れたころにやってくると言いますが、それにしても私たち日本人はあまりに天災を忘れやすい民族なのかもしれません。

手賀沼水環境保全協議会に参加

今日は、平成24年度の手賀沼水環境保全協議会通常総会があり我孫子の水の館に伺いました。
私が一番気にしていたのは事業計画です。
なぜかと言いますと、6週間前の5月31日に柏の阿部議員らと大堀川の放射線測定を行った際、1マイクロシーベルト・時を超える高い放射線量が数地点で測定されたからです。
その際の調査結果は、川下、川上の区別なく、水辺、遊歩道の区別もなく、放射線量の高低に傾向が見いだせませんでした。したがって、大堀川沿いに子どもたちを連れていくとすれば、事前に放射線測定を行うべきだと思いましたし、そのように本ブログにも書きました。
今日の手水協の24年度事業計画に、子どもたちが参加しそうな事業がいくつかあります。
委託事業で行われる「水生植物再生活用事業」「手賀沼流域協働調査事業」です。そして、間違いなく参加すると思われるのは「手賀沼水質浄化啓発事業」の中の『手賀沼流域フォーラム』です。
昨年の同フォーラムでは、松戸市のYさんという高校生・中学生の兄弟が感動的な研究発表をされました。
注意喚起のために顧問という立場ではありましたが、あえて指摘の発言をさせていただきました。
これから行う事業ですので、せめて子どもたちが参加するものについては、あらかじめ放射線を測定して、安全確認をお願いしたいと思います。

『チーパス』子育て応援 7月2日から

子育て世代の応援策として買い物の際に優待割引等を行う『チーパス』が7月2日から始まりました。
写真を載せましたが、『チーパス』という写真のカードを子育て世代(中学生以下のお子さんがいる家庭)に持ってもらい、これをこの運動の協賛店に提示すると割引などの優待が受けられる仕組みです。

平成18年6月28日の千葉県議会定例会で公明党の小橋迪夫議員がこういう質問をしています。
小橋「私ども公明党はチャイルドファースト(子供優先)社会の構築を目指す総合的政策、少子社会トータルプランを発表いたしました。(略)
以下の点についてご見解をお聞きします。
第一点は、買い物や施設を利用する際に、料金割引や特典が受けられる子育て割引制度についてでございます。(略)
この子育て割引制度についてはぜひ導入すべきと考えますけれども、お考えをお聞かせください(略)」

小橋さんが引退されてから5年が経っています。さっそくこの成果をお伝えしようと思います。
また、実現に尽力していただいた関係者の皆様、なによりもこの取り組みに協力してくださった協賛事業者の皆様に心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。