『ちば県民だより』10月号の『10月21日から羽田空港の飛行ルートが変わります』は注目記事である。
羽田空港の4本目の滑走路であるD滑走路の供用開始により、同空港の利便性向上がテレビCMでも流されている。
羽田の発着回数の増加は、松戸市へどのような影響があるのだろうか?
羽田空港への着陸ルートはすべて千葉県上空を通過する。
このうち松戸市の上空を通るのは、基本的には南風・悪天時である。
飛行機は風に向かって離陸や着陸をするので、北風の時は南側から来た便は松戸市と関係なく南側から空港へアプローチする。
北側から来た便も八千代市の東端付近を通過していくので松戸市への影響はない。
ところが、南風の時は北側から空港へアプローチすることになる。
『ちば県民だより』の図を見ると南風・好天時は我孫子市と柏市の市境から南東方向へ白井市の真ん中を通過していく。
そして船橋の北東端をかすめて千葉市と市原市との市境上空で真西へ進路を変えて羽田空港へ向かう。
このケースも松戸市に影響はない。
問題は南風・悪天時 である。
この場合の南側からの便は、我孫子市の手前で南東から北西へ進路を変え、松戸市の六高台から高塚新田を通過する。
八柱霊園の上空を通過するときの高度が5000フィート(約1500メートル) だという。
素人の私には5000フィート上空を通過する飛行機の騒音がどの程度のものか一度確認してみたいと思う。
このくらいの高度であればまず騒音問題は発生しないのだろう。
しかし、千葉県としては横田空域がある以上騒音問題については真正面から取り組まねばならない。
飛行機のルートはあくまで目安である。
ルートも高度も守られねば意味がない。
国土交通省の飛行コース公開システムにおいても随時確認作業をしていきたいと思う。
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