日別アーカイブ: 2010年10月2日

松戸市の子ども医療費助成制度(第412回)

12月1日から松戸市では小学校6年生までの医療費助成が始まる。
この実現に公明党の議員が果たした役割は大きい。予算案に反対しながら実現しましたと主張する党派とは決定的に違うのである。
10月1日の『広報まつど』によれば、小学校1年生から3年生までのお子さんについては受給券が必要なので市へ登録することになる。
登録してしまえば、あとはこの受給券と保険証を医療機関に提示すれば自己負担額が軽減される。
小学校4年生から6年生については、医療費を支払った後にその領収書と申請書などの必要書類を市へ出すと助成金を口座に振り込んでくれる。
なぜ小学4年生から対応が違うのかというと、実は千葉県の助成が小学3年生までなのである。
つまり4年生から6年生までは松戸市が独自で助成しているのである。
千葉県でも6年生まで、あるいは中学生まで対象を拡大するよう訴えていきたいと思う。
現在、実は全国を見渡すと入院について中学3年生まで助成をしている団体が4団体ある一方で3歳未満時までとしている団体もある。
通院についても中学生まで実施している団体がある一方で3歳未満時までとしている団体が5団体ある。
このように自治体の財政力によって非常に大きなサービス格差が生じている。
住むところによってここまでサービスが違うとなるとナショナルミニマムとは何か?という問い直しが必要だ。
命にかかわる格差をなくすという観点から全国一律に中学3年生までの医療費助成を行うということができないのだろうか?
私は国の事業として実施すべきだと思う。
その場合、もし仮に全国一律の医療費助成制度が実現しても、財政力のある自治体は高校まで、あるいは二十歳まで医療費助成などその先を実施してしまっては意味のないことになってしまう。
※『広報まつど』が届かない一般紙をとっていない人は松戸市広報課へ登録すれば配布してもらえます。