日別アーカイブ: 2012年6月5日

先輩議員とホルムアルデヒド問題

先輩議員の高崎照雄さんの平成3年6月議会の質問が非常に面白いです。特に再質問がいい。
ところが、千葉県議会の議会検索には古すぎてアップされていないのです。非常に残念です。
ここで紹介させていただきます。

高崎「松戸市にあっては栗山浄水場の水道水は三分の一にしかすぎません。残りの三分の二は古ヶ崎浄水場の水を飲んでいおります。松戸市選出の私としてはどうしても古ヶ崎浄水場が気になりますので、古ヶ崎浄水場における高度処理はどう考えているのかお伺いしたい。」
水道局長「現在、栗山浄水場での取水の段階での高度処理技術の開発を行っております。(略)栗山の実験結果をもとにいたしまして同様の対応をしていきたいと思っております。」

高崎さんが県議会に初挑戦するときに、公約を「おいしい水の実現」にした時のことを今でも覚えています。
ですから、初当選後の初めての議会で上記の質問をされたのでした。
その後、古ヶ崎浄水場は廃止され『ちば野菊の里浄水場』が完成しました。そして、ここで高度処理された水が平成19年10月1日に通水されたのです。感慨無量でした。

他の会派の議員も、高度処理は私も推進してきたと言うかもしれません。しかし、党員や議員が手分けをして千葉県下1000か所以上の水質等の調査を行い、そのデータを持ったうえで質問してきたのは間違いなく公明党だけです。これほどきめ細かな調査は千葉県当局ですら行っていないはずです。
それが伝統の『調査無くして発言無し』なのです。
5月18日に利根川水系、江戸川水系の浄水場を襲ったホルムアルデヒドに対して、高度処理は極めて有効でした。
これが松戸市が断水しなかった理由の大きな一つだと思います。
北千葉浄水場についても一日も早い高度処理の実現を働きかけてまいりたいと思います。