日別アーカイブ: 2012年1月3日

青春時代の思い出『星空の家』

今日の毎日新聞13面でちょっとショックなことに気が付きました。
順を追って説明します。
私は中学時代からワンダーフォーゲル部に所属し、ずっと山を愛し続けてきました。社会人になってからも一時期は社会人山岳会に所属していたほどです。
最も山に登ったのは、やはり大学時代で、経済学部専攻というよりも『山岳部』専攻に近いものがありました。
大学のクラブには部室以外に『星空の家』という拠点があり、これは一期生・二期生の先輩たちが設計をして建てた私たちの誇りでもありました。
私も在学中には毎日のように屋根に登ってペンキ塗り替え作業をした思い出があります。
この『星空の家』は最初は文学の池のほとり、入口には『周桜』の碑がありました。ところが講堂の建設に当たり『新世紀橋』のたもとに転居となりました。
ところが、さらに本部棟の建設に当たり第一グランドの裏に転居を余儀なくされました。このとき庭に桜の木を植え記念としました。
さて、ようやく毎日新聞13面に話がたどり着きました。
2013年にわが母校に看護学部が新設になるといううれしい話です。それは心から祝福したい。ところが看護学部棟の位置が、なんと『星空の家』の場所なのです。
これは一体いかなることに・・・・・
たとえどこに移転するとしても『星空の家』だけは必ず残してほしいと切に願うものです。

中国で鳥インフルエンザ発生

1月1日の日経新聞に早くも残念なニュースです。
中国広東省で39歳の男性がH5N1型の鳥インフルエンザで亡くなったというのです。
男性が亡くなったのが12月31日。その10日ほど前の12月20日に中国政府は香港で鶏の死骸からH5N1型のウイルスを検出したと発表しています。
冬は渡り鳥の季節でもあり、ウイルスの流行しやすい乾燥期に当たりますので本当に要注意です。
宮崎県で口蹄疫が猛威を振るったことは記憶に新しいところですが、その際に宮崎大学農学部が感染を迅速に診断する遺伝子検査法(ランプ法)を開発したことは快挙でした。
このランプ法の良いところは、高価な機械、機器を必要とせず、遺伝子の増幅を目で確認するというあっけなさにあります。宮崎大学農学部の「転んでもただでは起きないしたたかさ」を実に頼もしく思いました。
鳥インフルエンザも口蹄疫もアジアでは非常に広範囲で感染が見られます。まさにアジアはウイルスの坩堝です。
そうした中で、鳥インフルエンザにおいても日本の果たしていく責務の重さをいまさらのように感じるのです。