日別アーカイブ: 2012年1月14日

コシノヒロコさんの話

山本柊花句集「一如」・古郡孝之句集「遠浅間」出版記念会に参加させていただきました。
その席で、俳句誌「風の道」の大高霧海主宰(渋谷区教育委員会委員長でもあります)が「毎日新聞の1月11日夕刊にこんな話がありました」とコシノヒロコさんの話をされました。
インタビューで「長唄、三味線も大変な腕前とか。お忙しいのに多趣味ですね。」との質問に対してヒロコさんはこう答えたというのです。
『あら、忙しいからこそできるの。それに趣味だからって中途半端はダメよ。プロのレベルを目指すくらいの気持ちがないと。肝心なのは本業である心棒を、どれだけ強固な枝葉で支えていけるか。私の場合は、洋服が心棒でしょ。それを絵画や音楽という枝葉で支えていく。生半可な趣味では枝が折れ、心棒も腐ります。だから何事も努力が肝心。努力すれば、ものの見方が変わり、やりたいことも見え、人に対しても余裕ができ、人を幸せにすることもできる。(以下略)』
非常に心に残る話でしたので、霧海先生にブログに書かせていただきますが・・・と申し上げました。
風の道の結社の人たちは、皆人柄もよく気配り心配りの行き届いた方々で、とても和やかな集いとなりました。
昨年は本当に大変な年でした。今年こそ幸せな年であることを祈りたいと思います。
この日、私は『飛び立ちて光の粒に初雀』という句を投句しました。