1月18日の公明新聞の『主張』の表題は、「イランの核開発」でした。
そして、「対話が現状打開の鍵だ 日本のパイプ生かした外交を」という見出しになっています。
この主張は正しく、どこにも間違いはありません。
それに、この『主張』では触れていませんが、北朝鮮の今後の動きにも目を配らねばなりません。
北朝鮮の指導者が二男に代わり、彼が権力を掌握するために、あるいは権力を掌握しきれずに核をてこにする可能性があります。
食料が手に入らない、金融制裁により経済も一層厳しさを増す、そこで同じように制裁を受けているイランと手を結ぶ。そのためのアピールに核実験をしてみせるということもあるかもしれません。
私たちは隣国であるがゆえに『窮鼠猫を噛む』事態にも備えていなければなりません。
政府与党は、最低限でも「こうなったらああする」「ああなったらこうする」というケーススタディは頭の中になければならないのが常識です。
しかしながら、私たちの常識はせいぜいここまでです。世界の恐ろしさは遥かその上を行っているのかもしれません。
それは、核開発をリードするイラン人科学者が次々死亡しているというのです。すでに6人目と聞いています。
仮に殺人であるとするならば、誰が犯人かは分かりません。まったくたまたまイラン人科学者が亡くなっているだけなのかもしれません。
しかし、中東で起こることにはどうしてもその裏の意味を考えてしまいます。
何が起こってもおかしくない地域であり、十字軍の時代やさらに紀元前から様々な紛争が起こってきた地帯だからです。
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