日別アーカイブ: 2011年11月4日

松戸市文化祭

毎年11月の文化の日は、松戸市が主催する松戸市文化祭の『俳句大会』を松戸市俳句連盟が運営します。
今年も11月3日、森のホール・レセプションホールで82名が集い、俳句大会が開催されました。
私の役割は、基本的に「清記」と「採点」ですが、まあ何でもやります。
これは他の役員も同じで、机や椅子並べからパーテーションを用いた採点表作りからなんでもやります。
さて、今回の私の選句は以下の通りでした。
  桑括り了へたるあとの山の晴
  男物叩いて干して文化の日
  弁当の輪ゴム手首に文化の日
  歌垣へ木の実にきりと袴跡
  燃え止しの蝋燭匂ふ秋土用
  こぼれ萩空の湿りの降りてきし
  大花野ぽつんと村営レストラン
  満目の桜紅葉を口笛来
  諍うてゐる間にくわりん捥がれけり
  夕雲を背負ひて来たる焼芋屋
  休みては草になりたるばつたかな
  車椅子より団栗を拾ひけり
  シチュー鍋買ひ替ふ赤い羽根つけて
  手に残る仔山羊の匂ひ冬近し
 そして、特選は豊田みどりさんの
  馬柵続くかぎり空あり秋桜
いずれも名品ばかりです。
お前のは?言わぬが花という気がいたします。