日別アーカイブ: 2011年11月1日

島崎先生の話の続き

日本活断層学会による根尾谷巡検の折、島崎邦彦先生が気になることをおっしゃっていました。
一つには、千葉県の銚子沖で沈み込む太平洋プレートのさらに下にフィリピン海ープレートが沈み込んでいる。したがって、千葉県沖は非常に複雑なプレートの動きになっていること。
二つには、元禄地震クラスの地震も関東大震災クラスの地震も歴史間隔ではまだ大丈夫なはずなのだが、3月11日の大震災が時間軸を狂わすエネルギーを与えた可能性がないとは言えないこと。
そして、房総沖でフィリピン海プレートがゆっくり沈み込むスロースリップがが観測された。
大要以上のようなお話でした。
今朝の新聞各紙は、この最後の部分の『スロースリップ』を一斉に取り上げました。
すぐにどうという話ではないとは思いますが、本年6月の代表質問で訴えましたように、観測体制の整備をさらに訴えてまいりたいと思います。