日別アーカイブ: 2011年6月29日

議会改革が暗礁に

千葉県議会の議会改革が暗礁に乗り上げてしまいました。
先の県議選で、私ども公明党千葉県議団は、『身を切る議会改革』を公約に掲げました。
残念ながら、議案提出権すらない人数(7人)ですので、他の会派の同意がないとこうした改革は実現できません。
そこで、5月28日に各会派の代表が集まったときに「議会改革をするために、前期と同じように、議長のもとに議会のあり方検討委員会の設置をしてほしい」と提案しました。
そして、その後も有力会派の幹部を訪ねて「議会改革をやりたいのでご協力を」とお願いに歩きました。
6月8日の各派の代表者会議の際に、正式に『あり方検討委員会を設置するかどうか』を会派に持ち帰って、6月28日までに検討することになりました。
昨日、6月28日の代表者会議において多数会派が『あり方検討委員会設置反対』の意向を示し、残念ながら表題のとおり議会改革は暗礁に乗り上げてしまいました。
反対の理由は以下の通りでした。
①大震災があり、被災県でもある千葉県としては復旧や対策に全力を注ぐべきである。
②地方自治法改正の動きがあるのでその行方をまず見守るべきである。
③言われているような『一般質問までテレビ放映する』となると6500万円かかるが、莫大な震災復興予算がかかるときにインターネットで見ることができるのにテレビ放映の必要があるのか。
以上により、今回は設置を見送るべきである。

私としては、たとえば『議会基本条例を制定する』など経費のかからない改革もできるのではないかと主張しましたが受け入れてはもらえませんでした。
また、③のテレビ放映は我々が言い出したことではなく、一つ会派だけが主張したことであり少し先走った要求のような気がしていました。
いずれにしましても「今回は見送る」という言い方でしたので、今後も議会改革に1歩でも2歩でも進んでいけるよう粘り強く主張してまいります。
しかし、正直なところ少数会派ではフラストレーションがどんどんたまる一方です。