日別アーカイブ: 2011年6月28日

止まらないエイズ感染

6月22日の千葉県議会代表質問で16項目の質問をしました。
その一つが、エイズの問題でした。
以下、その内容を書いてみたいと思います。

次に、エイズの問題についてお伺いいたします。
平成19年12月にも、エイズ対策についてお伺いいたしました。
その際の質問は、本県における取組みと、とりわけ東葛地域における拠点病院の整備を求めるものでありました。
昨年ようやく東葛地域における拠点病院が指定され、着実に前進しておりますことを評価したいと思います。
さて、体制は着々と整ってまいりましたが、やはり東京・大阪・神奈川に続いて、千葉は第4位という患者数の多さであり、エイズ対策の難しさを痛感いたします。
暦年の平成22年の全国の状況をみますと、HIVの新規患者は1075人と、過去第3位の多さであり、新規のエイズ患者は469人で過去最多。合計1544人で過去第2位であります。
では、第1位はいつだったかと言えば、平成20年です。
しかも第2位の平成22年と第1位の平成20年の差が、わずか13件ですから、エイズ問題はますます深刻化しているのが現実であります。
その一方で、検査件数はピーク時から全国的にも大きく減少しております。
新規のエイズ患者が毎年増え続け、平成22年にはとうとう過去最多を記録したにもかかわらず、受検者数が減少しているということは、とりもなおさずHIVに感染しているという事実を知らない人が増加していることを意味します。
自分の知らぬ間に、自分とは無関係だと思っているうちに感染しており、発症して初めて分かる。
こういう状態の人をどうやって抗体検査まで持っていけるか、まさに本腰を入れて考えなければならない段階に来ていると思います。
そこでお伺いいたします。
現在の検査体制と実施状況はどうか。
また、増加している新規患者の年齢はやはり若年者が多いと思われます。
この世代の検査数をどうやって増やしていくか。
この点についてどういう啓発に取り組んでいくかお尋ねいたします。