中央交通安全対策会議が第9次交通安全基本計画を決めました。
そのなかで、車道の幅員が5.5メートル未満の生活道路は最高速度を原則として時速30キロにすることがうたわれました。
私が生活道路の時速30キロ規制を議会で取り上げたのは4年前の2007年12月5日のことでした。
実は、前年の2006年9月25日に、公園に向かって歩いていた幼稚園児の列に自動車が突っ込み、4人の園児が亡くなり17人が重軽傷を負う事故があったのです。
そして、その時の加害者の車のスピードが60キロだったのです。
裁判では60キロが暴走だったのかどうかが争点となりましたが、結局は暴走だとはなりませんでした。
私には、第9次交通安全基本計画の幅員5.5メートルが妥当かどうか、たとえば住宅地なら6メートル未満ではどうなのかという気持ちが今なおあります。
しかし、ともかくも30キロ規制が進められることは素直に喜びたいと思っています。
現実には幅員が狭いにもかかわらず、速度制限のない道路がたくさんあることと思います。
今回の決定が、私たちの意識の中で交通安全をさらに身近にすることを切に願うものです。
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