日別アーカイブ: 2012年11月29日

またしても新党

さて、毎日のテレビや新聞を見るたびに新しい政党が誕生しています。
そして、それに連動して千葉県議会の某会派がまた名称を変更しました。
現在の千葉県議会の会派数は10を数えます。
まさに「多会派現象ここに極まれり」という様相です。
この『多会派』『多政党』という現象そのものがすでに小選挙区制度の否定でもあります。
これだけ多様化した価値観の時代にあって、小選挙区制度によって2つの政党に政治をゆだねるという選択には無理があります。
その無理が、一気に弾けたのが多会派多政党現象のように思います。
おそらく今度の総選挙は、これほどの政党が乱立していますので、過去最大級の死票がでることでしょう。
すると、この死票の問題は、政治に国民の意思が反映されるかどうかという観点で見れば、今問題になっている一票の格差と同程度の大きな問題ということになります。
もう誰の目から見ても、選挙制度改革の方向は、むしろ小選挙区を減らして比例部分を増やすか、あるいはやはり中選挙区制度を含め抜本的な改革ということになるのではないでしょうか。