11月24日・本日付で、森田知事から千葉県議会議長あてに『業者プール金及び職員等からの返還金の状況について』文書による報告が届いた。
これは不正経理によって県民に与えた損害金の返済状況がどうなっているかという報告書である。
不正経理調査特別委員会の最後の会合で、私は会議の終わりに念を押した。
「返済状況の報告は、議長にしてください」 と。
議長は議会の代表であり、やはり県民の代表だからだ。
その11月1日現在の報告が届いたのである。
不正経理による業者プール金は、知事部局と行政委員会で4億1347万4000円。
公営企業と警察本部で488万円、県立学校が253万円の合計4億2088万4000円である。
このうち返還に応じることを表明している業者は34社。
既に返還された金額は1億4854万1000円なので約35%が返還されたことになる。
最終的に返還されない金額が出てしまったら、それも職員が返還することになっている。
不正経理による県民への損害額は、知事部局と行政委員会と公営企業で9億540万円。
このうち返還されたのが、知事部局と行政委員会と公営企業で7億3880万6000円で、約82%である。
警察本部は2448万7000円で、これはすでに返還が終わっている。
県立学校は、1377万5000円で、返還額が1167万9000円で約85%が返還された。
この報告がいつまで続くのか分からない。
報告を要請した私としてもが、報告を見て楽しいものであるはずもない。
しかし、たとえ返還が一切終わったとしても、大きな教訓として忘れてはならないことだと思うのである。
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