日別アーカイブ: 2010年11月11日

『ひったくり』はわが松戸市の重大問題(第440回)

今日の朝刊各紙は『ひったくり対策に捜査用オートバイ40台の新規投入』を報じた。
これは、千葉県が大阪府と争っている『ひったくり』ワースト1合戦に終止符を打とうと、バイクパトロールの強化をしようというのである。
そこで12月議会に上程する補正予算案にオートバイ購入費など2000万円を計上したという記事である。
さて、私はかなり以前より『ひったくりは千葉県の問題ではない』と主張している。
『ひったくり』は実は松戸市を中心とした東葛地域の問題 なのだ。
平成18年12月議会で私は次のように主張した。
「(ひったくりは)36市町村で発生がゼロです。(略)年間11件以上発生しているのはわずか20市しかないというわけです。年間100件以上発生しているのは、千葉市、船橋市、松戸市、市川市、柏市、習志野市、流山市の7市しかなく、1日平均一件以上、すなわち年間365件以上発生しているのは、千葉市、松戸市、市川市の3市であり、これが事実上のワースト3であります。」
だから、地域を絞って徹底したバイクパトロールの集中が可能なはずである。
そして、具体的な手口やデータを上げながら松戸市を中心とした東葛地域にバイクを集中的に投入する『ひったくり』対策を訴えたのである。
このときの警察本部長の答弁もパトロール強化を約束してくれ、実際には松戸市もひったくり件数は減少していった。
しかし、松戸市は減っても全体としては大阪府とワースト1を争う残念な状況であることは変わらない。
しかも『ひったくり』は被害者のほとんど100%が女性である。
被害者が死亡するという許し難い事件も発生している。
警察にはこれまで以上の徹底した取り組みを切に願い、われわれ市民の側もひったくり防止に心していきたいと思う。