月別アーカイブ: 7月 2014

心配事は無くならない

今朝の日経新聞に『地方税収1.2兆円増』という記事がありました。地方税収は5年ぶりの高水準で36.6兆円という速報でした。
これは、地方交付税を引き下げる余地が生じますので、国としてはうれしい話です。
これを地方から見ると、税収は増えても交付税を削減されたのでは意味がないことになります。
吉と出るか凶と出るか、いずれにせよ国の胸先三寸の思惑に地方が振り回されている構図は変わりません。
政治面には、安倍首相が地方担当相を新設する方針だと報じています。すると地方財政を切り詰めることはないのかと思います。
一方、甘利経財相が「法人税率を5年間で6%下げる」と発言しています。それでは税収が減り、地方財政も厳しくなるのかと思います。
昨年8月の中期財政計画の厳しい財政再建目標を考えれば、結局、税収が増えても減っても地方の心配事は無くなることはないということのようです。

起こってしまった踏切事故

先月、6月3日の本ブログで、踏切事故の危険性について書きました。
そのなかで、市内40カ所の踏切の『すべてに警報機と遮断機が必要です』流鉄11号踏切事故と書きました。
その時、私の念頭にあった3つの危険な踏切のひとつで、とうとう事故が起こってしまいました。
人は間違いを犯します。ミスを100%防ぐことはできません。そこで、2重3重の安全策を講じなければならないのです。
けがを負われた方々の命に別条がなく、一日も早いご回復を祈るばかりです。また、豪雨の中で救助活動に当たっておられる方々に敬意と感謝を申し上げます。

「自転車並み」が怖い台風

京成成田駅昨日、鹿児島県阿久根市付近に上陸した台風8号は、本日11日午前5時ごろ千葉県富津市付近に再上陸しました。
幸い、勢力が衰えていたために県内は大きな被害を免れました。
台風は『波に始まり波に終わる』と言うように、台風は去った後も危険がつづきます。
そして、台風の恐怖のもう一つのキーワードは『自転車並みの速度』です。
今回の8号も15キロほどのゆっくりとしたスピードで大雨をもたらし、各地で被害が出ました。
2011年9月の『紀伊半島大水害』をもたらした台風12号は、死者100人という大被害でしたが、やはり『自転車並みの速度』でした。列島の北にあった高気圧が行く手を阻んだのです。
地震や津波は頻繁にはありませんが、台風は毎年のように列島を襲います。今回も土石流での犠牲者が出てしまいました。
ご冥福をお祈りするとともに、日ごろの備えを万全にと戒めたいと思います。

俳句短冊展

新宿御苑短冊展俳句結社『風の道』(大高霧海主宰)の俳句短冊展が新宿御苑インフォメーションセンターで開催されています。(7月8日から13日まで)
字は人柄を現すということになりますと、これは筆を取る手が震えます。
何しろ小学生のころ書道を習っていましたが、確か6級からスタートして3級くらいでやめました。ところが、普通の子は、スタートした時点が3級だったらしいのです。それ以来、字には自信がないのです。
しかし、趣味は人との交流を増やし、いろいろな面で勉強になります。私も恥ずかしさを乗り越えて頑張っていきたいと思います。

国際物流シンポジウム

国際物流時事通信社の方にお声をかけていただき、物流専門家や行政担当者の方々によるシンポジウムに参加させていただきました。
千葉県には成田国際空港や千葉港があり、この二つの港の物流を把握していれば日本経済の勢いが分かります。今回のシンポは成田空港が焦点でしたが、改めて危機感を強くしました。
千葉港は取扱ベースで国内では群を抜いていますが、その実態は原油輸入であり、それを除けばごく普通の規模の港です。
成田国際空港も金額ベースで群を抜いていますが、運用時間の制約がなく、かつ長い滑走路を持つ関西国際空港に激しく追いあげられています。
半島県であることに加えて、発展の歴史的経過から千葉県内の圏央道整備は遅れています。どうしても神奈川や埼玉に企業誘致で不利になってしまいます。
今日のシンポに参加して、ともかくも一歩一歩足元を固めながら、身の丈にあった経済政策に取り組んでいかねばと思った次第です。