日別アーカイブ: 2013年1月17日

増田明美さんの言葉

今日の日経新聞『交遊抄』に、スポーツジャーナリストの増田明美さんが、俳人の黛まどかさんとの交友についてお書きになっていました。
黛まどかさんが増田さんを詠んだ句『ゴールして白詰草に倒れ込む』、増田明美さんが黛さんを詠んだ句『菜の花の群れから離れ一人咲く』どちらもうまい句ですね。
さて、私がこのブログを書こうと思ったのは、交遊抄『17文字の戦友』のなかの増田さんの次の文章が私の心に残ったからです。
『30代のころはお互いが喜ぶことしか言わなかったけれど、40代になったころから胸にグサッと刺さることも言い合えるようになった。』
ここまでの友人がはたして何人いるかです。うらやましいと思った人も多かったのでは。私も増田さんと黛さんのような人間関係の知人をさらに一人でも多くもちたいと思います。
実は、国と国との関係も然り。お隣の中国や韓国や米国やロシアそして可能ならば北朝鮮などともお互いにグサッと来るようなことも言えるような関係が理想なのでしょう。
人と人が40代までは言えないとなると、国と国とははたして何年なのでしょうか。気が遠くなるような時間が必要かもしれません。
それでも、そういう方向を目指していこうという国民的レベルの認識が持てればと思います。