日別アーカイブ: 2012年9月9日

伊豆半島ジオパーク構想のこと

東京地学協会の伊豆半島ジオパーク構想巡検に同行させていただきました。
伊豆半島も千葉県の銚子ジオパーク構想もいよいよ今月中には登録の可否が決まります。どちらも登録されてほしいと切に願います。
両方の巡検をさせていただいた印象では、正直なところ自然環境の良さでは伊豆半島に軍配が上がるかと思います。
これはそもそも房総半島の平べったさと伊豆半島の険しさの違いでもあり、その分、伊豆の方は緑が豊かです。
一方の銚子は、市民ボランティアの力で伊豆と互角というのが私の見立てです。
伊豆ではやはり柱状節理の見事さに目を奪われました。海が美しいのもさることながら目の前に広がる柱状節理に圧倒されます。
ちょっと・・・と思ったのは静岡県教委の「県指定天然記念物」の看板です。こんなことが書かれていました。
『江戸時代には建築用として切り出され、一辺約30センチメートルの五角形の石材は「俵石」と呼ばれ・・・』
実は、こんなことを訳知り顔で書くのはいかにも恥ずかしいのですが、おそらく伊豆半島は日本どころか世界ジオパークでもおかしくないと思いますのであえて書いてしまいますが・・・ごめんなさい。
通常の俵石は写真のような六角形ですし、そもそも五角形では平面が作れないのではないでしょうか。
それはそれとして、素晴らしい有意義な巡検をありがとうございました。ご関係の皆様に心から感謝を申し上げます。