月別アーカイブ: 2月 2012

日本海溝海底地震津波観測網の整備は?(1)

昨年6月22日の千葉県議会で次のような質問をしました。
『房総半島沖は、マグニチュード8クラスの地震の空白地域だという新聞報道がありました。つまり、東日本大震災では、震源域は長さ約480キロ、幅約170キロという広大な広さで、岩手県沖から茨城県沖まで及んでおりますが、我が千葉県に大きな被害をもたらす危険性のある房総沖の地殻は、今回は動いていないということであります。(略)こういう話を聞きますと、房総沖や野島崎沖にもセンサーをしっかり設置してもらいたいと思います。
 房総沖や茨城沖の地震は、当然、現在核燃料の冷却に全力で取り組んでいる福島原発にも大きな影響があります。我々は、房総沖から東京湾内にも津波のおそれがあるという前提で対策を立てなければならないと思いますし、折しも津波対策法案も可決成立いたしました。そこでまず、千葉県として、地震想定についてどう考えているのか。また、房総沖など千葉県周辺の津波監視体制の強化を国に求めていくべきと思うが、どうか、御所見をお伺いいたします。』
これに対して森田健作知事はこう答えました。
『房総沖など千葉県周辺の津波監視体制の強化を国に求めていくべきと思うが、どうかとの御質問でございます。県では、過去最大の津波被害を本県にもたらした元禄地震などをもとに、津波の高さや浸水域などの想定を行っております。しかしながら、千葉県に影響を与える可能性のある三陸沖から房総沖の海溝寄りの地震や、東海、東南海、南海地震の3つの地震の連動発生などが懸念されることから、今後国の調査検討状況を注視してまいりたいと思います。また、房総沖を初め県周辺における海域での地震については調査研究が十分でないことから、これをさらに推進することや、津波の監視体制の強化などについて国に要望してまいりたいと考えております。』
その後、国の平成23年度第3次補正予算において、『日本海溝海底地震津波観測網の整備』ということで77億円の予算が付き、太平洋岸の地震津波観測に大きな前進が見られました。(次回のブログに続く)

幸せの形

前回、今回と『柔らかな』話題を連続で取り上げています。ご容赦ください。
ある方から「ストレス発散法は?」と尋ねられました。
「お酒も飲みませんし、カラオケも苦手ですので取り立ててストレス発散法を持ち合わせていません」という旨のお答えをしました。
しかし、よくよく考えてみると、本好きの私はブックオフのような古本屋に行くことがストレス発散法のような気がします。
何週間に一度くらいしか行きませんし、これと言って欲しい本があるわけでもないのですが、面白そうな本がないかと探すこと自体が楽しいのです。
学生時代は、中央線のすべての駅の古本屋を知っていました。都内も上野周辺、早稲田、神田へよく出かけていきました。
今は、昔ながらの古本屋が姿を消してしまった寂しさもある一方で、ある程度の規模の町ならたいがいブックオフがあるので反面便利にもなりました。
しかも、今風の古本屋には古CDもあり、面白そうな本がなければCDコーナーをめぐる楽しさもあります。先日もさだまさしの往年のヒット曲集を買ってしまいました。
その、さだまさしのCDに「朝刊」という歌があり、この歌を聴いているとつくづくこれは幸せの一つの形だなと思いました。
お金があったり、地位があったりということではなく、幸せは本当にちょっとしたことにあると思うのです。
そのちょっとした幸せの形を具現することがまさにストレス発散法なのかと思います。
この冬の時期の幸せの形というと、私のイメージでは『毛糸編み』とか『日向ぼっこ』です。
はたして、どちらも甲乙つけがたいストレス発散法のように思えます。

お気に入りの場所

松戸市内に私のお気に入りの場所が三つあります。
一つは、「戸定が丘歴史公園」です。
たとえば、松戸にお客様が見えて一時間ほど自由時間があればまず間違いなく戸定邸にお連れするでしょう。
二つには、「21世紀の森と広場」です。
どちらかというと大人向けの広場です。これだけのオープンスペースは首都圏では貴重です。
松戸市立博物館(私は友の会の会員になっています)や千葉県立西部図書館があるのも魅力です。
三つには、やはり「江戸川」の土手でしょうね。
戸定が丘が「文化」面のお気に入りであるのに対して、江戸川周辺は「自然」面でのお気に入りです。
スカイツリーが、すくっと立って、東京側の風景にうまくアクセントがつきました。
ちょうど、スカイツリーの向こう側に懐かしき丹沢の山々が見えますし、南アルプス南部の名山も(冬には)見えるそうです。
矢切の渡しから市川の里見公園にかけては実に豊かな自然の宝庫でもあります。
冬は風景を楽しむ絶好の季節です。松戸側にも栗山の配水塔など面白い建物を見つけることができます。ぜひ時間を見つけて土手に登ってみてください。
(写真は里見公園。市川の最高地点31.1メートルの標識です)