今日は、四街道市議選の告示日ですので朝7時半に自宅を出ました。
国が本当に心もとないので、その分も含めて地方が頑張らねばなりません。
民主党が、その名もズバリ、『政権交代。』と題したマニフェストをつくったのは3年前の2009年7月27日でした。それから、まだ2年半しかたっていません。そして、確かに鳩山→菅→野田と『政権?』が交代してきました。
この鳩山マニフェストは、読めば読むほど複雑な思いにかられます。
『私は、コンクリートではなく、人間を大事にする政治にしたい。(中略)その新しい優先順位に基づいて、すべての予算を組み替え、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済に税金を集中的に使います』とまで言い切っています。
マニフェストの1、「ムダづかい」のページでは
『今の仕組みを改め、新しい財源を生み出します。』として、説明付きで16兆8000億円を生み出しますという表まで提示していました。
しかし、実際には16兆円どころか8000億円も財源を生み出せませんでした。
マニフェストの2、「子育て・教育」のページでは
『中学卒業まで、1人当たり年31万2000円の「子ども手当」を支給します。』という公約は、最初から反故にされ、扶養控除廃止など増税だけは押し付けられました。
マニフェストの3、「年金・医療」のページでは
「年金通帳」の写真まで掲載して、「納めた保険料と受け取る年金額が一目でわかります。手元に置いて、いつでも自分の年金記録をチェックできるようになります」としていましたが、結局これも全くの嘘だったことを最近になってようやく認めました。
マニフェストの4、「地域主権」のページでは
『ガソリン税などの暫定税率は廃止し、生活コストを引き下げます。地域を活性化することで、国全体が元気になります。』は、いったいいつになったら廃止してくれるのでしょうか。これではいつまでたっても地方も国も元気になりません。
マニフェストの5、「雇用・経済」のページでは
『中小企業いじめ防止法を制定します』も『時給1000円の最低保障賃金を目指します』も絵空事でした。
四街道市へ向かって車を運転しながら、市民の方々に何を話そうかと思いを巡らせます。
しかし、世情言われている高速道路や八ツ場ダム建設以外にもあまりにも突っ込みどころが多すぎて、なかなかまとまりません。
鳩山さんはこのマニフェストを全部廃棄してしまいたいと思っていることでしょう。それとも何とも思っていない?
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