日別アーカイブ: 2011年10月26日

臨海部の防災対策をどうするか

今朝の千葉日報に次のような記事が掲載されました。
『初動体制チェックへ手引き 石油コンビナート防災で県』
千葉県石油コンビナート防災アセスメント検討会議の報告です。

私は、ずっと京葉臨海工業地帯の防災をどうするかに頭を痛めていました。
3・11の大地震は、東北沖が震源だったにもかかわらず、東京湾奥へも3メートル弱の津波が押し寄せました。
現実の問題として、東京湾については高潮のハザードマップすらないことはこれまでも書いてきたとおりです。
そこで、私は6月議会の代表質問で県を質したのです。
『仮に、津波火災が本県臨海部で起こるとすれば、石油コンビナートの損傷、被災船舶からの燃料流出、高温反応炉の浸水による爆発、冷却すべき化学物質が低電によって常温発火、(略)といった出火原因が考えられます。(略)そこでお伺いいたします。(略)第4に、臨海部の工業地帯の石油化学事業者などへ有害物質流出防止対策の立案を指導すべきと思うが、どうか』
石油コンビナートの損傷への対応として、もちろん初動体制も重要です。しかし、それと同時に、有害物質が流出すると船舶が近寄ることすらできませんので、初動以前の取り組みも必要だと私は訴えたのです。
東京湾の脆弱さをどう克服するか?
この問題については、二度、三度と、しつこいくらいに取り上げなければならないようです。

第4回一期議員研修会資料の作成

来月の一期議員研修会では『県と市町村の関係』というテーマで持ち時間が2時間与えられました。
地方自治法での説明や地財法での財政面での県と市町村の関係を話すと大体10分あれば話し終わります。
あとは市と県がぶつかり合っている大阪などの問題を解説して10分。
残りの100分はどうすればよいのかと思いました。
ようやく今しがた、話の内容がまとまり、それに合わせたパワーポイント54枚の作成が終わりました。
疲れ果てました。ものすごい眠気です。
一期議員研修会とはいえ、最新の情報を出したいと思いますし、私自身の新しい財政指標の試み(たとえば充当可能基金に光を当てた指標など)も新しいアイデアとして提案したいと思っています。
このように標準的なテキストのない研修というのは苦労もしますし、ある意味ではいい加減かもしれませんが、ともに考え意見を出し合う中から面白いものが飛び出る期待感があります。
しかし、さすがに第4回目ともなると、単一のテーマでは話すアイデアもネタ切れに近いものがあります。
次の第5回は、こちらから提起するというよりも参加者に語ってもらう研修ということになるでしょう。