9月9日の読売新聞に『放射能「脱出」続く』という記事がありました。
福島県から県外へ避難されている人についての記事です。
『避難を強いられている8万5000人が帰宅できるめどは立たず、放射能への不安から「自主避難」する人も後を絶たない。』
記事によれば、県外への避難者は8月25日現在で5万5793人。山形へは1万572人、以下東京6870人、新潟6014人、埼玉4295人、千葉3168人と続いています。
翌10日の朝日新聞には『「移住希望」福島34%』という記事が出ました。
『「放射性物質による被害を避けるため、県外や放射線量の少ない地域へ、できれば移り住みたいか」と聞くと、34%が「移り住みたいと回答』という記事です。
62%の人は「そうは思わない」と回答しているのですが、『中学生以下の子供がいる家庭では51%』ができれば移り住みたいと回答しています。
ふるさとは本当に「重い」存在です。住み慣れた地域を離れるというのは大変な苦痛です。にもかかわらず、という現実があります。
せめて、千葉県に避難されている3000人を超える方々には温かく接したいと思いますし、できる限りのことをさせていただきたいと思います。
私は横浜で生まれ6歳まで横浜で過ごしました。父親の転勤を機に松戸に移り住みました。
小学校卒業と同時に東京都下の国分寺に住むことになり、その数年後に八王子に転居し、今は松戸です。
これほど細切れにあちらこちらに移り住んでいても、やはりふるさとは特別です。
千葉県からも避難されていった人たちがいます。浦安などの湾岸部の地域では液状化による被害、東葛地域ではやはり放射能への不安が原因です。
こうした方々もまた住み慣れた地域を捨てざるを得なかった方々です。すべての人が避難先で温かく迎えられるようにと祈らずにはいられません。
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