月別アーカイブ: 5月 2014

動物愛護の機運をさらに

大変うれしいことに、『千葉県動物愛護条例』(仮称)の骨子案が出来上がり、5月1日からパブリックコメントの募集が始まりました。
5月2日付の千葉日報の一面トップにも大きく報じられました。
6年前の平成20年12月3日に、私は以下の質問をしました。
『毎年、保健所で殺される犬約20万匹、猫約30万匹、年々減ってきているとはいえ、千葉県でも犬4747、猫5841と伺っております。(略)限界まで子供をつくらされている犬にもだれも関心を払いませんし、医学実験用にどれだけの動物が殺されても、その数字を知る統計すらとられていないのが現実です。(略)千葉県は、動物の愛護や管理の適正化を求める条例のない、全国でも非常にまれな県であり、関東では条例のない唯一の県となっているが、動物の愛護や管理の適正化のための条例を制定すべきと思うがどうか。』
実際の制定へ向けて、さらに力を尽くしてまいりたいと思っています。

好奇心とバイタリティ

日経新聞の文化面を毎日楽しみにしています。
今朝は、わが母校・創価大学の石原忠佳教授の『ベルベル人の言葉探訪』でした。
ベルベル人の言葉を研究している人がいること自体に驚きを覚えます。
かつて、司馬遼太郎氏がフランシスコ・ザビエルについて語っていたことがあります。
その内容は、ザビエルがスペイン人ではなくバスク人だったこと。
自分が学生だった当時、すでに日本には「( )日間で覚えるバスク語」といったバスク語の入門書があったこと。
そして、誰が学ぶのか分からないような希少言語の入門書が日本語の本として存在していることに驚きを禁じ得ないということを話しておられました。
私は、バスク語の研究と言い、ベルベル語の研究と言い、こうした好奇心こそ日本人の真骨頂だと思うのです。
飽くなき好奇心とそれを支えるバイタリティが人類の歴史を切り拓いてきたことを改めて痛感するのです。