日別アーカイブ: 2014年5月8日

県立がんセンターの術後死亡

今朝の千葉日報は『術後死亡、新たに3人』と県立がんセンターの術後死亡者が9人であることが報じられています。
お亡くなりになった方々に心からお悔やみ申し上げますとともに、徹底した検証を求めます。
千葉県の医療スタッフ不足は深刻で、医師はじめスタッフも大変な激務だと思います。
その一方で、医療過誤はあってはならないことです。
平成18年3月17日、私は予算委員会で県立病院の医療過誤対策を質しました。
1、医師の医療技術をどう評価しているのか。
2、患者の死亡についてすべて検証されているのか。
3、想定以上に手術が長時間となった場合にその原因を検証しているのか。
4、想定以上に輸血量が多かったときはどうか。
そして、私の結論として手術を映像によって記録すべきという要請をしました。
8年前の議会でしたので、少し時期が早すぎたかもしれません。しかし、今となっては当然実現すべきことだと思います。
(写真は松戸市立病院)

もう一つの富士山の危険

前回に引き続き富士山の課題です。富士山ハザードマップ検討委員会報告に気になる記述が2点あります。
第一に、『4.火山ハザードマップの作成方法』です。
溶岩流、火砕流・火砕サージ、融雪型火山泥流、降灰、噴石、土石流について書かれていますが、火山の危険性はこれで網羅されているのでしょうか。たとえば、山体崩壊について触れられていませんが、その理由は想定が困難だからなのか、危険性がないからなのか分かりません。
第二に、土石流の記載です。『土石流の速さは人が走るよりも早い』という表現がありますが、少し早い程度なのか、火山活動が始まったら即座に逃げなければならない速さなのか分かりません。
私が見たのは、平成16年6月の『報告書要旨』ですが、昨日インターネットで検索して入手しました。もしかしたら新しい版があるのかもしれませんが、ないとすれば紛れの無い表現に改定をお願いしたいものです。