この夏、安倍総理は長期休暇を取っているとのことです。6年前の官邸がフル稼働だったことを考えると本当に様変わりです。
6年前の参院選では、民主党が大勝し小沢一郎代表の存在感がこれ以上ないほど高まりました。
小沢氏は、最初に行った人事で旧社会党系・教職員組合出身の輿石東氏(71歳)を参院議員会長に据え、このときから小沢・輿石ペアが誕生します。
しかし、私が最も驚いたのは、人事ではなく政策決定の仕組みを180度変えたことです。
部門会議から政調役員会、そして「次の内閣」閣議を経て政策を決定するとしていたのを、トップダウン型に一新しました。
すなわち、「四役懇」という小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長、輿石参院会長の4人が決め、それを役員会、常任幹事会へ下すという仕組みです。
トップ4人の関係を見れば、小沢氏の意向がそのまま党の決定になることは想像に難くありません。これによって過去に決めたことをいくらでもひっくり返えせる体制が出来上がったと私は思いました。
私は、この組織改革の良否を評価する立場にありません。しかし、参院大勝がなければこのような改革には着手しなかったでしょう。
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