日別アーカイブ: 2013年3月14日

旭市の津波対策

2011年3月11日14時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震は、旭市においても津波による大きな被害をもたらしました。
これまでの海岸防護の考え方は、浸食、高波、高潮に対する施設整備でしたが、これからは防護施設の高さの見直しを余儀なくされます。
今日は、そうした防護施設の中で普通河川の整備についての視察をおこないました。
地域の雨水の排水や生活排水の役割を持つ普通河川については、市町村が管理者となります。これら普通河川も当然津波による被害は受けますので整備が必要です。ところが、普通河川については国による補助事業がありません。すなわち市町村が単独で行うしかありません。
普通河川の整備を自治体が単独で行うことは極めて困難であり、国による財政支援制度や対策に関する法整備が欠かせません。これを何とか実現したいと言う観点から視察を行いました。
また、帰りには旭市の事業ですが、建設途中の津波避難タワーの見学もさせていただきました。旭市や千葉県の関係者の皆様に心から感謝いたします。