日別アーカイブ: 2012年3月12日

『環境施策』 千葉県の本気度

平成24年度千葉県一般会計予算案に『野田市南部工業団地及びその周辺における環境調査事業』1400万円の計上があります。
これは、工業団地周辺の住民から揮発性有機化合物や塩化水素による健康被害の訴えがあり、その発生源を調査しようという内容です。具体的な事業として、①排ガス測定機の購入・設置②排ガス測定機保守管理・測定データ整理③周辺環境調査となっています。
これまで、千葉県も野田市も住民健康被害について様々な調査をしてきました。
その結果、住民に健康被害が出ていることは確認できましたが、その発生源がどうしても特定できなかったのです。
そこで私は、事業を行う予定の廃棄物指導課に対して、「これまでも相当調査してきて発生源の特定はできなかった。そのうえで、さらに今回1400万円計上するのなら、どういうことを考えているのか?」と問いました。
それに対して、廃棄物指導課長は「実はK社に対して、いっそのこと煙突に測定機をつけてさせてほしいと申し入れをする。それもきちんと文書で要請する」と言うのです。
その課長の言葉を聞いて、なるほどこれは千葉県も本気だと思った次第です。
野田市は住民が公害等調整委員会に申請した場合の弁護士費用を市が負担する条例をつくりました。野田市も本気なら、千葉県も原因究明に本気です。
住民の健康にかかわる問題ですので、一日も早く発生源の特定をして住環境の保全が図られるよう私たちも積極的にかかわっていこうと思っています。