日別アーカイブ: 2010年1月28日

勉強になった埼玉県「食の安心県民の集い」(第343回)

埼玉県の集いに参加させていただいた。
「千葉県民ですが参加できますか?」という問い合わせに対して「席もまだありますのでどうぞおいで下さい。」とのことで喜んで浦和に乗り込んだのである。
「県民の集い」の第一部は「食をめぐる作文」の表彰式で小・中学生の部9人、一般の部4人の受賞者の作文の小冊子までいただいた。
1800もの応募の中からの受賞であるから内容も濃く、楽しくも考えさせられる力作ぞろい。
第二部は、河岸宏和氏の基調講演「目からウロコの食品表示」。
一度この方の話を伺って見たいと思っていたが、予想通りの興味深い内容だった。
9割がた知らない話で食品やスーパーマーケットや飲食店に対する見方がガラリと変った。
たとえば生卵の扱い。
卵はサルモネラ菌が怖い。この菌は10度で冷蔵保存すれば繁殖が抑えられ卵は60日間はもつ。
ところが36度のところに置いておくとたったの一日しかもたないという。
にもかかわらず、わが国では卵は常温の場所に置かれて販売されている。
先進国で常温で卵を販売しているのはわが国だけだと言うのである。
そのような「なるほど」と言う話が、卵、肉、魚、ハムなどの加工食品について語られていく。
食という、身近で日常的で長年付き合ってきた事柄なのに知らないことがあまりにも多くてびっくりするばかりであった。
こうしたイベントに参加させていただいた関係者に心から感謝したい。