日別アーカイブ: 2016年8月16日

活断層リスクの見直し

朝刊各紙は、地震調査研究推進本部が活断層の長期リスクの見直しを行ったことを報じました。
断層が動くのは数千年に一度ですので、発生確率での表記はどうしても低く見えてしまいます。そこで「Sランク(非常に高い)」「Aランク(高い)」「Zランク」「Xランク(不明)」の4段階になります。
千葉県周辺のSランク断層には三浦半島の武山断層などが該当します。
同断層は、京浜急行久里浜線の京急長沢駅付近から神奈川景勝50選の「秋谷の立石」方面へ北西に延びています。大楠山や武山の丘陵地帯の南側外縁に沿った断層です。
活断層型の地震の注意点は、「Zランク」とされているから大丈夫とは言えないことです。そればかりか、断層にはある程度の幅もあるでしょうし、表記された活断層の延長線上も気をつけなければなりません。
今回の地震本部のリスク見直しも、私たちへの大きな注意喚起と受け止めたいと思います。