日別アーカイブ: 2014年10月4日

観測体制の再点検を

筑波山かつて測候所今朝の日経新聞に『大手町⇒北の丸公園』という見出しで気象観測地点移転の記事がありました。
私も以前から、「首都高や高層ビルに囲まれた気象庁本庁舎の観測点には問題があるのでは」と思っておりました。
毎年のように北関東などで最高気温を記録したとのニュースが流れますが、観測地点周辺にビルが建ったり道路がアスファルト舗装されたのではないかという疑問です。
観測地を変えることはデータの連続性には課題がありますが、むしろ富士山頂などの高所観測地や地方気象台が次々廃止されていく方が心配です。
御嶽山の地震計が故障していたという話もあります。経費削減もある程度は慎重に考えたいものです。
現在、台風18号が接近していますが、今後ますます気象災害が大きな問題となるでしょう。観測体制も再検討されるべき時のように思います。
(写真は2001年に測候所が廃止された筑波山です)