悲しすぎる35%

8月27日の千葉日報『全頭処分農家の35%廃業』という見出しが目に飛び込んできました。
2010年に宮崎県に発生した家畜伝染病『口蹄疫』によって、約30万頭の牛や豚が処分された総括記事でした。
記事には『全頭処分を余儀なくされた畜産農家1238戸のうち約35%が廃業に追い込まれた』とあります。
それほど多くの畜産農家が、前途に希望を失い廃業に追い込まれたことを思うと本当に切なくやるせない気持ちになります。
宮崎県の口蹄疫資料館で記録を調べたことがありますが、涙なしでは読めない話が幾つも幾つもありました。
そして、やはり福島の人たちへ思いが向かいます。
福島第一原発の放射能問題で家畜が放置されました。その時の福島の農家の方々の気持ちはどうだったでしょう。
命の大切さ、自然への謙虚さを私たちはもう一度かみしめなければならないと思います。


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